この時期はヨーロッパフラワーハイキングの最盛期です。多くのお客様がご出発されていらっしゃいます!
私も例年通り日々手配の仕事に追われています。
ところで私が勝手に”ハイキングルメ!”と名付けていますが、この名前にピッタリなのがドロミテです。
これまで何度も説明していますが、ドロミテの多くの土地は第1次世界大戦まではチロルが支配していました。
現在はイタリア領ですが、文化もチロル文化とイタリア文化が混在しています。
このように文化が混在している場所では、そこに住む人々が切磋琢磨して食事やサービスの質が上がるようです。この地域も例外なく山小屋でもとてもおいしい食事をお召し上がっていただけます。

一例ですが、セッラ峠を起点にプラットコーフェル山<ドイツ語>(サッソ・ピアット山<イタリア語>)の南麓をシウジ高原の方へ進めば、緩やかなハイキングルートの中に咲き誇る花々と険しいドロミテの山々の雄姿が楽しめます。時期がうまく合えばエーデルワイスにも出会えるでしょう!

こちらはセッラ峠から歩き始めて少しのところです。7月上旬はこのようにとても多くの花々をご覧いただけます。

数年前にリニューアルしたプラットコーフェル小屋<ドイツ語>(サッソ・ピアット小屋<イタリア語>)は、私のお気に入りの山小屋の一つです。町のレストランで食べれるような食事が、標高2300mのこの山小屋で味わえます。https://www.plattkofel.com
こちらの山小屋は、快適さ、食事、景観、どれをとっても素晴らしい山小屋です。

これぞ”ハイキングルメ!”を満喫できる場所です。是非一度お越しください!

日本でドロミテといえばコルチナ・ダンペッツォ、トレチーメ、ミズリーナ湖などの地名が有名です。
それではドロミテのアルタ・バディアって?
どこなの?
と思われる方の方が多いことでしょう!

ということで、説明しますと、
ドロミテの中心にはセッラ山塊(1周約50km)があります。その周りを車で1周できるようになっています。毎年7月には自転車レースも開かれる有名なコースです。
そのセッラ山塊の北東角周辺の村々の総称をアルタ・バディアと呼びます。トスカーナに住む私の友人もバカンスといえばアルタ・バディアというくらいイタリア人から有名な場所です。

では、何故そんなに有名かというと、この地は第1次世界大戦まではチロルの統治でドイツ語を話す地域でしたが、大戦後イタリアに割譲され、今に至ります。そのためホテルのクオリティーはイタリアではなくてチロルなので星ひとつ分ぐらいイタリアのホテルよりクオリティーが上がります。さらに食事はチロル料理×イタリア料理なので、山岳地域でもアドリア海から魚も運ばれ標高2000mを超える山小屋レストランでもロブスターが提供されるほどです。

スポーツは冬は1枚のスキーパスで約1000kmを滑れるアルペンスキー、夏は自転車やハイキングと1年を通して楽しめるリゾートなのです。


【泊まる×遊ぶ×食べる】全てが世界最大級レベルなのですよ。

はっきり言って、こんなリゾート他にないでしょう。


さてアルタ・バディアというのは地域の総称といいましたが、村はコルヴァラ、コルフォスコ、ラヴィッラ、サン・カシアーノ、バディア、ラヴァルという村々からなります。この地域の人たちはラテン語の原型でもあるラディン語を元々話しますので、イタリア語とドイツ語に加えラディン語の3つの言語を日常語として話せます。さらにリゾートで働く人たちは英語は共通語となるため4つの言語は最低話せるということです。こういったところも世界中からのお客様に対応できる特徴なのだと思います。

↑ コルフォスコから見たセッラ山塊

↑ ラヴィッラから見た サス・ドラ・クルスク

↑ コルヴァらから見た サッスンガー

私はこのアルタ・バディアと関わって既に10年以上になりますが、付き合う人たちが、いい人ばかりで感動しています。彼らはイタリア人である前にラディン人であって、チロル人であって、誇りを持って生きています。そんな人たちに出会えたことに感謝です。

人、景色、食事…
私にとって何度訪れてもまた行きたくなる場所がアルタ・バディアなのです。