世界で唯一の家名が国名になっているリヒテンシュタイン侯国。ヨーロッパ・アルプスのオーストリアとスイスの間に挟まれた非常に小さな国は、ちょうど日本の小豆島くらいの面積で、世界で6番目の小さな国なのです。人口は約38500人、公用語はドイツ語で、通貨はスイスフランです。スイスとの国境はライン川でオーストリアとは下記でご紹介するマルブンスキー場の東側の山脈に国境があります。
    リヒテンシュタイン観光局サイト(英語)はこちら!

     この小さな国に2014年に行ってきました。その時の写真をご紹介します。首都のファドゥーツはとても小さな町で、市役所、裁判所、博物館や観光案内所などが徒歩圏内に集約されています。とてもお金持ちのこの国。アルプスの山間部の小さな町にしてはとても洗練されていて驚かされます。
     町の中心から坂道を上がっていくとファドゥーツ城があります。現在の君主ハンス・アダム2世の家族が今も暮らしているお城です。そのため内部は見学できませんが、お城周辺の少し高いところから望むアルプスを背後に佇むファドゥーツ城は観光客にも人気の写真スポットです。
     またお城周辺にはぶどう畑もあり希少なリヒテンシュタイン・ワイン(ほぼ国内消費)の産地になっています。ワインのラベルには侯爵家の紋章が入っていて、ここでしか手に入らないワインはお土産にも人気です。そのほかプラリネのチョコレートやかわいいデザインの切手もお土産に人気だそうです。
     その首都ファドゥーツから路線バスで3、40分の所にあるスキー場をご紹介します。
     国の南東に位置するマルブン・スキー場(Malbun)は、総滑走距離23㎞の小さなスキー場です。ただこちらのスキー場にはヨーロッパの王室などのロイヤルファミリーがお忍びでスキーに来る場所ともいわれています。
     基点の村はマルブン村(1602m)で最高地点は2000mです。日本からスキーだけを目的で訪れることはないと思いますが、小さくても十分ゆったりとしたスキーをお楽しみいただけ、優雅なアフタースキーも満喫していただけます。
     夏は避暑地として夏山リフトも1本営業していますので、標高2000mまで一気に上がり長閑なハイキングをお楽しみいただけます。
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