-
フレンチ・ピレネーの最大の見どころと言えばガヴァルニー圏谷です。ガヴァルニー村(1365m)からガヴァルニー圏谷手前のオテル・ド・シルク(1570m)/Hotel du Cirque de Gavarnieまでは約4㎞/1.5時間ほどの歩きやすく幅の広い遊歩道があり、多くの観光客が歩いています。道中ガヴァルニー滝の左上にマルボレ峰(3248m)/Pic de Marboreが望めます。この道を子供から大人まで馬に乗って楽に行けるサービスもあります。
-
今回はもっと自然を感じてもらうために、遊歩道とは違う登山道を歩きます。村の西側にあるル・コンポステッレ・ホテル/Le COMPOSTELLE HÔTELの前を通り、その奥にある登山道から歩きだします。
遊歩道を歩くよりも高低差はあるのですが、ガヴァルニー圏谷の絶景を左前方に眺められる素晴らしい場所に行けることが何よりも魅力です。通常の遊歩道を行くより倍くらいの時間をかけて最初登り素晴らしい展望を楽しんだ後は下ってゆきます。ガヴァルニー滝から流れる小川を渡り再度少し登るとオテル・ド・シルク(1570m)です。
- ガヴァルニー村からは、ル・コンポステッレ・ホテル前を歩いてゆきます。
- 歩き始めて少し進んだところ。
- 歩きやすい登山道を進みます。
- わかりやすい道標。
- 展望の良い開けた場所があります!
- 少し進むと迫力のガヴァルニー圏谷が左前方に!
- 少し下った場所からの眺め。
- 奥の建物がオテル・ド・シルク。
-
オテル・ド・シルク(1570m)からさらに20分ほど歩くとグランド・カスケード/Grand Cascadeと呼ばれているヨーロッパ2番目の高低差432mあるガヴァルニー滝のしぶきが届くところまで行くことが可能です。迫力ある滝をお楽しみください。オテル・ド・シルク(1570m)に戻り少し休憩して、引き返す道も遊歩道を使わず往路で使用した林道の西側の登山道の下にある湿地帯の道を歩いて行きます。6月などに歩くととても多くの花々が咲いていてとてもきれいです。石造りのナドー橋/Pont de Nadauまで来るとガヴァルニー村まであと少しです。この橋はもともと木造だった橋ですが、19世紀半ばに石造りに作り替えられたそうです。
- グラン・カスケードの下まで歩けます。
- オテル・ド・シルク下の流れは少し急です。
- 遊歩道から外れた川の側は美しい湿地帯。
- 湿地帯から見たガヴァルニー圏谷。
- ガヴァルニー圏谷
- 村へ向かい流れの右側が遊歩道、こちらは静かな登山道。
- ナドー橋
- 遊歩道は広く歩きやすくなっています。
-
このルートはとにかく迫力あるガヴァルニー圏谷に向かって歩いてゆき、復路は振り返りつつガヴァルニー圏谷を背に戻ってきます。魅力は、角度や距離によってガヴァルニー圏谷が色々な表情を見せてくれます。
▼同じフレンチ・ピレネーのゴーブ湖のルート紹介はこちらです。
ゴーブ谷の絶景と名峰ヴィニュマル峰展望ルート
▼こちらにハイキングコースの地図をあげておきます。
所要:約4-5時間、距離:10.1 km、標高差:登り/下り469 m
GAVARNIE HIKING MAP
▼その他、こちらのコースを含むピレネーのプランです。
ピレネー・フラワー・ハイキング
▼スペイン側のルート紹介はこちら!
アネト山展望ハイキング・ルート