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ネットの普及でどんどん世界が小さくなってきています。私がこの仕事を始めたころはチロルの情報などほとんどなく、山小屋の情報となるとさらに少なかったのですが、今ではトリップ・アドバイザーなどを翻訳してみると、結構情報を集められるようになりました。
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それでも人気のスイスと違ってチロルやドロミテの日本人からの情報は少ないので、頑張ってあげていこうと思っています。
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今日はチロルの州都インスブルックから列車で40分ほどで到着するゼーフェルトという村をご案内します。
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標高1200mにあるチロルの高原の小さな村なのですが、ヨーロッパでは、冬季ノルディックスキーのメッカとしてとても有名な村です。アルペンスキーもできますが、冬に街を歩くと細くて長くて軽いノルディックスキーの板をもって歩いているスキーヤーを多く目にします。日本のスキーリゾートではあまり見ない光景ですね。

長閑な冬の午後、ゼーフェルト街中

ゼーキルヒル(チャペル)の前はノルディックスキーのスタート&ゴールです。

ゼーフェルトはノルディックだけじゃなくて、アルペンスキーもできます。
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そして夏はハイキングやウォーキングを楽しむ人で賑わいます。ヨーロッパでは日本と異なりゴルフ場はそれほど多くありませんが、ゼーフェルトでは高原ゴルフをお楽しみいただけるのも、人気の理由なのです。この高原リゾートは明るくとても落ち着いた雰囲気の村で、何度行っても楽しめるリゾートです。そして、最も有名なハイキングコースはケーブルカーとロープウェーでゼーフェルダーヨッホまで上がりここからゼーフェルダーシュピッツェを往復するコースで、初心者からお楽しみいただけるとても展望の良いコースです。

ゼーフェルト3山 左からゼーフェルダーシュピッツェ、ヘルメラーコプフ、ライターシュピッツェ
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2018年こちらのケーブルカーから乗り継がれるロープウェーがリニューアル工事をして、運送量が大幅にアップして、これまでよりも待ち時間が少なくゼーフェルダーヨッホへとアクセスかのうになりました。ここからはドイツ最高峰ツークシュピッツェ(2962m)も望めます。また正面にどっしりとしていて存在感のある石灰岩の山、ホーエムンデ(2662m)もとても印象的な山です。また山を歩くのが苦手な方は勾配の少ないヴィルト湖周辺の散策がお勧めです。途中、木に登るリスに出会えるかもしれません。

ヴィルト湖から、後ろに見えるヴェッターシュタイン山群、その裏側はドイツ

ヴィルト湖周辺は快適な遊歩道になっています
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そして、私たちの一番の友人・マーティンが、村外れの農家で料理教室やBBQなども体験させてくれます。充実したチロルライフを自信をもってご提案させていただきます。下記、リンクもお楽しみください!