ヨーロッパ

     フレンチ・ピレネー、今年で35回目を迎える夏の催し『ガヴァルニー・フェスティバル』は、2021年7月22日から8月3日まで、毎日夜21時に開演されます。昨年はコロナの影響でキャンセルになっているので、今年は是非開催されてほしいものです。今年の演目は『不思議の国のアリス』です。世界遺産の大自然の中での舞台は必見です!入場券は25euro(前売り:23euro)walkworldでは入場券手配も行っています。

    ガヴァルニー・フェスティバルの2021年のポスター

     世界遺産ガヴァルニー大圏谷、夏の夕暮れ時から特設野外劇場でその演目は演じられます。ガヴァルニー村(1200m)から遊歩道を30分ほど歩いた大圏谷内に野外特設ステージを設け、日本では絶対にありえない壮大なスケールの大自然の中、それも世界遺産での演劇を体験していただけるのです。21時開演って少し遅いなと思うかもしれませんが、ここはピレネー、この時間帯がちょうど陽が暮れかけた頃なのです。(夏時間がある上に緯度も北緯43度程あるのが日照時間が長い要因です。)ただここは標高が1200m以上あります。陽が暮れてしまうとかなり冷えてきますので、防寒具は必携です。そしてフランス語がわからなくても、大自然の中で、迫力ある爽快な非日常体験をたっぷり味わっていただけると思います。
     下の写真を見ていただいても分かりますが、本当にガヴァルニー大圏谷からすぐの場所に舞台設定をしています。見ていると劇場とは全く違った幻想的な雰囲気をお楽しみいただけることでしょう!
     まだコロナ禍でこの夏ピレネーへ渡航できるかどうか全くわからない状況ですが、今年いけなくてもまた来年同様に開催されると思いますので、心に留めておいていただければと思います。
夏のガヴァルニー圏谷

夏のガヴァルニー圏谷

     シチリア島3連載最終は、再度シチリア本島に戻って東海岸沿いの魅力的な町を北から順にご紹介します。
     タオルミーナは、ギリシャ劇場跡などのとても古い遺跡が残り、エトナ山を望むタオルミーナからの展望はシチリア一と言われる人口11,000人ほどの小さな町です。映画『グラン・ブルー』の舞台にもなり、イオニア海に面する紺碧のビーチもすぐそばにあり、海も山も素晴らしい展望が楽しめる完璧なリゾート地です。町はタウロ山の中腹に位置する坂の多いかわいい町です。山の一番上の集落カステルモーラも細い路地、バーやレストランが多く、美味しい食事と絶景をお楽しみいただけます。
タオルミーナ
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カステルモーラ
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     カターニャは、人口約31万人のシチリア島2番目の大きさの町です。エトナ山の南に位置する町は、歴史上何度か町が火山灰に埋もれる被害に見舞われたこともあります。そんなエトナ山は2週前にこのブログでも記載した通り2月はかなり活発な活動をしていたようですが、現在は噴火しているもののかなりおさまってきている模様です。 また1090年に完成したサンタ・アガタ大聖堂やシチリア最古の大学カターニア大学、サン・ジュリアーノ宮殿など歴史的な建築物が豊富です。そのため町全体が『ヴァル・ディ・ノートの後期バロック様式の町々』として、世界遺産にも登録されています。
 
     シラクサは人口約12万人の“シチリアで最も美しい町”と言われる歴史ある町です。歴史的にも有名な天才数学者アルキメデスを生んだ町で、太宰治の小説『走れメロス』の舞台としても知られている町です。シラクサ南部に突き出たオルティージャ島は、歴史ある古い建造物が立ち並ぶ美しい旧市街です。
     ノートは、シラクサの南西に位置し、上記の3つの町と異なり少し内陸部にあります。人口約2万4000人からなる世界遺産『ヴァル・ディ・ノートの後期バロック様式の町々』の8つある町の中の代表的な町です。(8つの登録されている町は、①カルタジローネ、②ミリテッロ・イン・ヴァル・ディ・カターニア、③カターニア、④モディカ、⑤ノート、⑥パラッツォーロ・アクレイデ、⑦ラグーザ、⑧シクリ)暑い日などは、バロック様式の美しい町をお楽しみいただいた後、名店カフェ・シチリアのグラニータをお勧めします。

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地中海最大の島、イタリア、シチリア島‐①
地中海最大の島、イタリア、シチリア島‐②
     今回はシチリア島北東部にある世界遺産『エオリア(エオリエ)諸島』について書いてみたいと思います。エオリア諸島は主にリパリ島、サリナ島、ヴルカノ島、ストロンボリ島、パナレア島、フィリクデ島、アリクディ島の7島からなっています。
     エオリア諸島は火山の島々なのですが、火山の種類は主に周期的にマグマを噴出するストロンボリ型噴火と単発で大規模な噴火をするヴルカノ式噴火など(ほかにもハワイ式噴火、プリニー式噴火などがあります)に分かれるのですが、その中の代表的なふたつがこのエオリア諸島に存在します。
     まずエオリア諸島の中で一番南のシチリア島に最も近い島がヴルカノ島で、一番北側にあるのがストロンボリ島で、以前このふたつの島を訪れました。
     ヴルカノ島はシチリア島北部のミラッツォ港から高速艇に乗って約1時間でアクセスできます。ヴルカノ島の標高386mのメインクレーターのあるグラン・クラテーレ山に登れ、クレーターの周りを歩くことができます。このハイキングは往復3時間ほどで、強い硫黄の臭いを感じながら気軽に今まさに活動中の火山を観察しながら歩くことができます。また下山後に時間があれば高速艇発着場所の反対側に泥の温泉がありますので、体験してみてはいかがでしょうか?肌がスベスベになるそうです。(入場料:3ユーロ)
     次はさらに高速艇に乗ってストロンボリ島へ向かいます。所要時間は高速艇で約1.5時間です。
     この島は火山ハイキングで最も迫力ある火山活動が観察できます。ストロンボリ火山の標高は918mあります。夕方火山ガイド事務所前に集合しグループ毎に分かれて間隔をあけて順番に歩きだします。標高差が900mほどありますので、登りだけで3時間以上要しますが、それだけかけて登る価値は十分にあります。ひたすら上り続けて山頂直下(約830m付近)でピクニック夕食を食べながら順番を待ちます。順番が来れば頂上の噴火口の観察場所へ火山ガイドと共に向かいます。このストロンボリ火山の噴火口は頂上より下にあるため、頂上からは見下ろせるようになります。かつてストロンボリは『地中海の灯台』とも言われ約2500年もの間約15分に1回の割合で溶岩を噴き上げています。その15分に一度の噴火を眼下に見に行くのです。下山は登りと異なるルートで、火山灰の上を須走で下山してゆきますので、登りより短い時間で下山できます。
     ただ2019年の強い噴火後、この頂上へのハイキングツアーは中断されています。ただこの頂上へ行くハイキング以外にも、反対側の溶岩流を望める場所へのもう少し簡単なハイキングもあります。
     ハイキングのスタート時間が遅いため、午前中の時間を弄びそうですが、この時間は貸切ボートで島の反対側のジノストラ集落に立ち寄る島一周クルーズをお勧めします。
     ジノストラ集落は建物が点在していて、とても長閑な雰囲気が漂っています。できるなら部屋を1週間くらい借りて何も考えずに過ごしたいと思わせるようなところです。再度貸切ボートに乗船して島の反対側から煙が上がる噴火口を下から眺め、ストロンボリの町に戻る前、ストロンボリの正面にあるストロンボリッキオという小島に接近して、かつての海軍の灯台を見て戻ってきます。私が訪れたのは10月の前半でしたが、風が気持ちよくとても過ごしやすかったのを覚えています。
     最後にストロンボリの町は、ヨーロッパ各所から芸術家が集まる場所でもあって、ところどころにアトリエがあったり、カラフルな壁が並ぶ町中を散策するだけでもセンスいい可愛さに心惹かれることでしょう!
     私はシチリア島の東側とエオリア諸島のヴルカノ島とストロンボリ島に行ったことがありますが、どこもとても素晴らしいところです。
     ゲートインの空港はカターニャ空港、南側のシラクーサとその西側の
  • 世界遺産『ヴァル・ディ・ノートの後期バロック様式の町々』
  • や北側のタオルミーナが有名な観光地です。
     またシチリア島最高峰(ヨーロッパの活火山最高峰)の
  • 世界遺産『エトナ山(3326m)』
  • 島の北側にある
  • 世界遺産『エオリア諸島』
  • は外せないパワースポットです。
     ところでエトナ山が、今月1月18日から噴火をはじめ2月16日は溶岩流が大きくなり、麓のカターニャの町の一部では避難しだしている所もあるようですが、現状人々への危険はないとされています。それでも皆様の無事をお祈りしています。
     この火山の噴火はストロンボリ式と言われ、シチリア島の北側にあるエオリア諸島のひとつ、ストロンボリ島からの由来で、間欠的で比較的穏やかな爆発を伴う噴火だそうです。最近噴火が激しくなっているので、夜には赤い溶岩流がはっきりと見えるようです。
     ▼ こちらをご覧ください!
    GO-ETNAサイト(英語)
     まさに地球のパワースポットですね。
     こんなシチリア島ですが、見どころがたくさんあるだけでなく、食事も美味しく、是非行っていただきたい場所のひとつなのです。レモンやトマト、ピスタチオなどはシチリアを代表する農産物です。
     シチリアの代表的な銘菓はカンノーリ、暑い夏にはシェイクのようなグラニータ、ファストフードはアランチーノ(ライスコロッケ)、パスタにはピスタチオの粉が振ってあったり、魚介類はどれも美味しく調理されていて、イタリアの他の場所と比べ、長期間滞在しても食事に困らない感じです。

     ただ2021年の冬に関していえばドロミテのスキーエリアは、感染拡大の影響でオープンできていません。現状オープン予定は3月5日に設定しているようですが、現地関係者情報ではそれも難しそうとのことです。
     今シーズンに向けていくつかのリフトは架け替えられたり、新コースができたり、スノーマシンを増設したりしてシーズンインを控えていたにも拘らず、こんな状況になってしまったのはとても悲しい現実ですね。
     walkworldでは既にプランをこちらでご紹介しています。
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     イタリア・ドロミテ・スーパー・スキーのプランはこちら!
     こちらのプランがまさにここアルタ・バディアに宿泊できるプランです。
     以前にも触れていますが、人気のドロミテ・エリアの中でも、この地域は、各ホテル施設、レストランや山小屋での食事、スキー場のレイアウトや設備、それぞれのおもてなしなどのクオリティは、どれをとっても胸を張ってお勧めできる最高レベルなのです。
アルタ・バディアからアクセスできるエリアはこちら!

     そんなアルタ・バディアからのスキーですが、主に日本ではセッラ・ロンダが有名で、イタリア・ドロミテ・スーパー・スキーのページでも紹介させていただきましたが、ページでご紹介した以外にも楽しめる日帰りスキーコースがありますので、今日はそんな中のいくつかをご紹介します!


     ①ラガツォイ/チンクエトッリ・エリア
     コース名はスーパー8と言います。ラ・ヴィッラから460線の路線バスでファルツァレーゴ峠へ向かいます。(有料/1.50euro)ロープウェーで一度ラガツォイまで上がり、朝の展望をお楽しみください。ペルモ、チヴェッタ、マルモラーダなど名峰の数々が望めます。まず始めはファルツァレーゴ峠側に滑ってみましょう!
     道路を越えてチンクエ・トッリ側へ滑り込めます。リフトでアヴェラウ小屋まで上がり再度、奇岩チンクエ・トッリを正面にスコイアットリ小屋まで滑りこちらで小休止はいかがでしょうか?
     そのあとチンクエ・トッリ・エリアをお楽しみいただいた後、アヴェラウ小屋でのランチをお勧めします。コルチナ郷土料理のビーツのラヴィオリ・カスンツェイがお勧めです。
     食後は再度ファルツァレーゴ峠まで下りて、再度ロープウェーでラガツォイへ上がり、今度は裏側のカパナ・アルピナ方面へ滑り降りてください!途中右側にあるグリル料理で有名なスコットニー小屋からは、BBQのいいにおいが漂ってきます。
     カパナ・アルピナからは日本にはないホース・リフト(2euro/1人)を利用してみましょう!2頭の馬の後ろ側に長いロープが2本繋がっていて、スキーヤーはスキーを履いたまま引っ張られてゆきます。アルメンタローラまで移動してゆけます。こちらからは平たんな川沿いのコースをスケーティングで移動してTバーリフトに辿り着けます。これを上がるとサン・カッシアーノまで下れるので、リフトを乗り継いでラ・ヴィッラまで戻れます。


     ②プラン・ド・コロネス/クロンプラッツ
     プラン・ド・コロネス/クロンプラッツは総滑走距離119kmのエリアです。
     アルタ・バディアのラ・ヴィッラ・エリアのスポナータ/ソンプントを下りたところからプラン・ド・コロネス/クロンプラッツ・エリアの西端のピッコリーノ/ピクリン迄、連絡バスが運行されていて約20分でアクセスできます。(ドロミテ・スーパー・スキー・リフト料金に含まれます)
     ピッコリーノ/ピクリンからまずゴンドラで上がって(帰りは黒コースなので、自信のない方はゴンドラで下ってください。)、反対側のサン・ヴィジリオ/ザンクト・ヴィジルまで滑り降ります。ここから再度ゴンドラを乗り継いでゆきプラン・ド・コロネス/クロンプラッツ山頂(2275m)までたどり着けます。
     この山はお椀型のような形をしていて頂上からほぼ3/4のエリアへ滑り込めます。頂上にはレストランや世界的登山家ラインホルト・メスナー博物館などもあり楽しませてくれます。最長コースは、5番・17番・16番とコースを下ってゆくと約7㎞/標高差1355mの距離を一気に滑ることができます。
     終点はゴンドラ駅で、ここから一旦下りのゴンドラに乗って目の前の谷を越えてPERCA/PERCHA鉄道駅でUターンして頂上へ上がります。
     このPERCA/PERCHA鉄道駅では鉄道とゴンドラの改札が繋がっていてドロミテ・スーパー・スキーのリフト券でトレチーメ/ドライチンネン・エリア(総滑走距離:200㎞)と繋がっています。
    トレチーメ/ドライチンネン・エリアのマップはこちら!
     アルタ・バディアからの日帰りスキーの場合は少し時間が足りませんが、このエリアを拠点にする場合は、リフトと列車を繋いだスキーをお楽しみいただけます。
     世界で唯一の家名が国名になっているリヒテンシュタイン侯国。ヨーロッパ・アルプスのオーストリアとスイスの間に挟まれた非常に小さな国は、ちょうど日本の小豆島くらいの面積で、世界で6番目の小さな国なのです。人口は約38500人、公用語はドイツ語で、通貨はスイスフランです。スイスとの国境はライン川でオーストリアとは下記でご紹介するマルブンスキー場の東側の山脈に国境があります。
    リヒテンシュタイン観光局サイト(英語)はこちら!

     この小さな国に2014年に行ってきました。その時の写真をご紹介します。首都のファドゥーツはとても小さな町で、市役所、裁判所、博物館や観光案内所などが徒歩圏内に集約されています。とてもお金持ちのこの国。アルプスの山間部の小さな町にしてはとても洗練されていて驚かされます。
     町の中心から坂道を上がっていくとファドゥーツ城があります。現在の君主ハンス・アダム2世の家族が今も暮らしているお城です。そのため内部は見学できませんが、お城周辺の少し高いところから望むアルプスを背後に佇むファドゥーツ城は観光客にも人気の写真スポットです。
     またお城周辺にはぶどう畑もあり希少なリヒテンシュタイン・ワイン(ほぼ国内消費)の産地になっています。ワインのラベルには侯爵家の紋章が入っていて、ここでしか手に入らないワインはお土産にも人気です。そのほかプラリネのチョコレートやかわいいデザインの切手もお土産に人気だそうです。
     その首都ファドゥーツから路線バスで3、40分の所にあるスキー場をご紹介します。
     国の南東に位置するマルブン・スキー場(Malbun)は、総滑走距離23㎞の小さなスキー場です。ただこちらのスキー場にはヨーロッパの王室などのロイヤルファミリーがお忍びでスキーに来る場所ともいわれています。
     基点の村はマルブン村(1602m)で最高地点は2000mです。日本からスキーだけを目的で訪れることはないと思いますが、小さくても十分ゆったりとしたスキーをお楽しみいただけ、優雅なアフタースキーも満喫していただけます。
     夏は避暑地として夏山リフトも1本営業していますので、標高2000mまで一気に上がり長閑なハイキングをお楽しみいただけます。
     スキー場マップはこちら!

     イタリア、南チロル、サルン谷/サレンティーノ谷、ラインスヴァルトスキー場をご紹介します。
 
     こちらのスキー場は、ゴンドラ1本、クワッドリフト1本、シュレップリフト2本だけなのに、ゲレンデ・レイアウトが抜群で、スロープ的には中級者向けが多くロングランもたっぷり楽しめ、十分1日満喫できました。

    ラインズヴァルトスキー場、南チロル-ファミリー向けに最適でした!

    2015年2月にスキー場のご招待で、まずゴンドラとリフトで一気に頂上へ上がり、軽いウォーミングアップスキーの後、PFNASCH小屋でアペリティーボをいただきました。

    クワッドリフト乗場付近のPFNATSCH小屋、ラインズヴァルトスキー場、南チロル

    ラインズヴァルトスキー場、南チロル-プロセッコで乾杯!

    PFNATSCH小屋、ラインズヴァルトスキー場、南チロル-シュペック、サラミなどをおつまみに

    再度スキーで一度麓まで滑って再度ゴンドラに乗車、今度はSUNNOLM小屋で絶品マグロのステーキランチ!をいただきました。南チロル料理は、チロル文化の影響も強い中、イタリアっぽさもあって、さらにこの地はワインやビールも美味しくて休憩までたっぷりお楽しみいただけます。

    ランチをいただいたSUNNOLM小屋、ラインズヴァルトスキー場、南チロル

    SUNNOLM小屋、ラインズヴァルトスキー場、南チロル-マグロのステーキ、絶品でした!

    ランチの後は、再度下山して今度は特別に雪上車に乗せてもらい標高2100m地点のGETRUMALM小屋まで上がり、そこからソリを楽しみました!そりコースも4-5㎞ありますのでお尻が痛くなるくらいまでたっぷりお楽しみいただけます。

    雪上車でそりと一緒に運んでくれます、ラインズヴァルトスキー場、南チロル

    GETRUMALM小屋、ラインズヴァルトスキー場、南チロル-そりのスタート地点、眺めも抜群です!

     いつもご紹介するような広大はエリアとは異なり、ローカルな小さなエリアですが、アルペンスキー、歩くスキー、そり、ウィンターハイキングとなんでも楽しめるファミリースキー場ですが、FISワールドカップで活躍した選手も、これまで何人か輩出しています。なかなか侮れませんね。
     南チロルの中心地ボルツァノに滞在してワインやグルメを楽しむのと並行して、ローカルスキー場もという方にはお勧めです。なかなかこの規模だと日本からスキーメインでの旅行はできないですからね。
     こんにちは、2021年になって既に1か月が過ぎようとしています。皆さんいかがお過ごしでしょうか?まだまだ海外旅行に関して明るい兆しが見えず、滅入ってきますね。
     そんな中、昨日入ったニュースによると、  日本国内の感染拡大を受けて、欧州連合(EU)が1月28日付でEU域外からの渡航を受け入れるリストから日本を除外したということです。EU非加盟のノルウェー、スイス、アイスランドなども渡航禁止の対象に含まれているようです。ただし医療関係者や長期滞在者の移動は認められるということです。
     この条件は2週間ごとに見直し検討されるようですので、日本国内の感染が落ち着けばまた解除されることでしょう。
    ということです。
     現状、皆さま色々なご意見があるかと思いますが、そんなご意見を取り上げてみたり、自分の思いを書いてみたりしても現状が一気に変わることはありません。それならアフターコロナのヨーロッパ旅行を模索している方がよっぽど精神的にもいいのかなと勝手に思っています。
     先週のブログでも書きましたが、当分以前の様に活発に格安団体ツアーが動くとは思えません。
    先週のブログ【これからのヨーロッパ旅行】それでも少なからず渡欧される方、しなければいけない方は存在すると思います。
    そんな方々のお役に立てれば光栄です。
     walkworldでは、これまでに築いてきたヨーロッパ各地とのネットワークを駆使して、最新情報をお伝えできるようにしてゆきたいと思っております。 引き続きよろしくお願いします。
     2020年末くらいからイギリスなどでもワクチン接種が始まりましたが、その影響かこの夏のヨーロッパ内での旅行予約が増えてきているようです。ヨーロッパの人々は日本人以上に行動派が多いので、この傾向には頷けます。ただそれもこれもコロナの状況次第でまだまだどうなってゆくか楽観視できませんね。

       ここで、walkworldが感じる日本発欧州旅行の今後の傾向を考えてみたいと思います。下記はあくまでも推測ですので、皆さま色々な見解があるかと思いますが、


    • 環境問題の配慮から欧州内は列車を利用した旅行が増えるのではないか
    • 輸送燃料の高騰から、日本からの旅行代金は高騰してゆくのではないか
    • 日本からの団体旅行が減少して個人旅行が増えてゆくのではないか
    • などと考えられるのではないでしょうか?
     
      ※ヨーロッパにはたくさん魅力的な列車が走っています。生活路線の鉄道、市内を走るトラム、地下鉄、山岳鉄道などなど
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       今ならまだまだ格安の航空券が予約可能です。この夏以降欧州旅行検討されていらっしゃる方は、キャンセルリスクがない期日まで、予約だけでもしておいて損はないかと思います。


       walk-worldなら、航空券と現地の手配を組み合わせて、ご出発40日前まで取消料不要な手配も承っています。


     みなさんこんにちは、年明け早々緊急事態宣言で、今年こそヨーロッパ旅行!というムードが薄くなってきていますが、今後に向けての情報を発信してまいります。
     ETIAS(エティアス)EUビザの導入が当初の2021年1月、つまり今月からの予定が、2022年末まで延長されました。
     ETIASとは、”European Travel Information and Authorisation System”(欧州渡航情報認証制度)のことで、アメリカなどで既に導入されている電子渡航認証システムと同様の電子渡航者認証制度なのです。
     これまで日本国籍の方人は、EU諸国への渡航にはパスポートのみで渡航が可能でしたが、2022年末のETIAS導入後は、シェンゲン圏の国々へ渡航する場合、事前にETIASの認証を受ける必要があります。
     ETIAS申請はオンラインで行います。料金(7ユーロの予定)の支払いはクレジットカードのみとなります。
     なお、ETIAS入力内容は、アメリカなどの電子渡航認証システムへの入力内容と基本的な入力内容は同じで、まず、名前や生年月日、国籍や出生地、住所、メールアドレス、電話番号などの申請者の基本情報のほか、パスポート情報、渡航予定国などの情報のほか、入国適格性についての質問として、過去10年以内の重大な犯罪歴や感染症に罹患していないか、紛争地域への入国歴の有無などを問う質問が含まれると予定されています。入力は当然ですが正直に事実に基づき申告することが求められます。
     また、ETIAS申請後、認証を受けるまでの期間は最大4週間とアメリカなどと異なりとても長くなっているので、渡航予定がある方は十分に余裕をもって申請する必要がありそうです。ETIAS認証の有効期限は3年間有効となり、その後一度の渡航につき90日間の滞在が許可されます。しかし、ETIASが認証されたからといって入国が保証されるものではないという点はアメリカのESTAなどと同様です。さらに、年間に合計滞在日数が180日以上となる滞在を伴う渡航を繰り返していると、入国拒否を受ける可能性もあるので注意してください。
     まだまだ導入までは十分時間がありますが、今後導入に向けてwalkworldでも最新情報を更新していく予定ですのでよろしくお願いします。