こんにちは、ホームページを来年2021年用に更新しています。
新コースを追加したり、各コースのギャラリーの写真をさらに追加したりと、この時期だからできることをコツコツ始めました。こんな感じなので、もし将来のヨーロッパ旅行の相談がありましたらいつでもどうぞ!
写真はインスブルックの街中を走るトラムです。昔と全く変わってしまってカラフルです!
山小屋
ヨーロッパ・ハイキング特集です!ヨーロッパでは色々な言語で縦走路を意味する言葉があります。さらに高い/高所の意味がイタリア語でALTA、フランス語でHAUTE、ドイツ語でHOEHEとそれぞれ言います。そしてヨーロッパ各所には、これら高所をつなぐ山岳ハイキングルートが、きっちりと整備されて存在しています。
※各国語、高所縦走路の呼び方
walkworldが選んだヨーロピアン・ロング・トレイル
(ヨーロッパ・ロング・ハイキング・ルート)ベスト3
- TOUR DU MONT BLANC(TMB)/ツール・ド・モンブラン/約170㎞
- ALTA VIA DOLOMITI No.1 /アルタ・ヴィア・ドロミテ/約150㎞
- HAUTE ROUTE/オート・ルート/約180㎞
ガヴァルニー圏谷(フランス) アイギュアイエ湿原とアネト山(スペイン) 歩きやすい縦走路 ファッレーレ小屋 遠方にマッターホルン モンテビアンコ/モンブラン
ヨーロッパでもっとも有名な山小屋縦走路は何といってもTOUR DU MONT BLANC(TMB)/ツール・ド・モンブラン/約170㎞ です。
ただこの縦走路のフランス側はフランスのHAUTE ROUTEの一部、イタリア側はイタリアのALTA VIAの一部ということになります。
次にイタリアでALTA VIA/アルタ・ヴィアという言葉を使用したルートで 最も有名なのはALTA VIA DOLOMITI No.1 /アルタ・ヴィア・ドロミテ/約150㎞です。
実はALTA VIA DOLOMITI NO.1とありますが、このほかにNo.2~6まで存在しています。 もちろんイタリア中に別のALTA VIA~もあちらこちらに存在しています。 続いてフランス語を使ったHAUTE ROUTE/オート・ルートで最も有名なのは、シャモニー~ツェルマット/約180㎞を繋ぐルートです。ただ、フランス中 には別のオート・ルートも多く存在します。
特にフランス国内ではHRP=オート・ルート・ピレネー(GR10)/全長約800㎞やコルシカ島を南北に縦断するのGR20/約180㎞がとても有名です。
HOEHENWEG/ホーエンヴェーグはドイツ語ですが、ドイツには高い山が少なく、オーストリアのチロル州や、イタリアのドイツ語圏・南チロル州のドロミテに多くあります。 中でもオーストリアのチロル州を東西に連なるADLERWEG/アドラー・ヴェーグ/約300㎞(イーグル・ウォーク/英語名)は最も有名で、そのコースの南側にあるツィラータールのZILLERTALER HOEHENWEG/ベルリナー縦走路/約85㎞やシュテューバイタールのSTUBAIER HOEHENWEG/シュトューバイアー・ホーエンヴェーグ/約100㎞も迫力ある氷河を眺めながらしっかり歩け、またツール・ド・モンブランなどの人気コースに比べ人も少なく静かに歩けるルートとしてもとても有名です。
ベルリナー縦走路ツアーはこちらをクリック また、こちらは高所ではありませんが、チロルらしい牧歌的な風景が広がるLECHWEG/レッヒ・ヴェーグ/125㎞はレッヒからドイツのフュッセンまで続く下り主体のルートで、 この周辺でも特に水のきれいなレッヒ川に沿って歩けます。さらにアルプスの山々も眺め、この土地で古くから生活を営む農家が点在する温かい雰囲気の谷を歩け、宿泊もペンション(民宿)からホテルまで選択肢が多く、食事も美味しくおもてなしも素晴らしいヨーロッパ内でもとても人気があるコースなのです。
HIGH ALPINE ROUTE/ハイ・アルパイン・ルートはヨーロッパでとても山歩き好きなイギリス人が付けた英語名で全てのルートに該当します。
あなたはどんなルートに魅力を感じられますか?
上記以外にも、私のイチオシはイタリア北部のアオスタの近郊にある TOUR DU MONT FALLERE(TMF)/ツール・ド・ファッレーレ/約35㎞からはアルプスの名だたる名峰の山々、モンブラン、グランドジョラス、チェルヴィーノ(マッターホルン)、グランパラディーゾなどを望めることができ、さらに山小屋のクオリティーも素晴らしく最高の山小屋縦走旅行を約束してくれます。
walkworldではこれらの縦走路の宿泊手配、荷物の搬送手配、ガイド(英語)の手配、ルートのご案内(地図をお作りします)まで、お客様のご希望の日数や難易度に応じてカスタマイズしてご案内させていただきます。
※ただしルートのご案内だけは致しかねます。宿泊、搬送、ガイドなどの手配のうち2つ以上のご依頼からご相談に応じさせていただきます。 何卒ご理解のほど、よろしくお願い致します。
TEL : 078 392 2008
FAX : 078 391 0643
walkworld@atabi.co.jp(担当:井上)
この時期はヨーロッパフラワーハイキングの最盛期です。多くのお客様がご出発されていらっしゃいます!
私も例年通り日々手配の仕事に追われています。
ところで私が勝手に”ハイキングルメ!”と名付けていますが、この名前にピッタリなのがイタリア北部のドロミテです。
これまで何度もご説明していますが、ドロミテの多くの土地は第1次世界大戦まではチロルが支配していました。
現在はイタリア領ですが、そのような理由でこのドロミテの文化はオーストリア側のチロル文化とイタリア文化が混在しています。
このように文化が混在している場所では、そこに住む人々が切磋琢磨して食事やサービスの質が上がる傾向があるようです。この地域も例外なく山小屋でも、とてもおいしい食事をお召し上がっていただけます。
一例ですが、セッラ峠を起点にプラットコーフェル山<ドイツ語>サッソ・ピアット山<イタリア語>の南麓をシウジ高原の方へ進めば、緩やかなハイキングルートの中に咲き誇る花々と険しいドロミテの山々の雄姿が楽しめます。時期がうまく合えば野生のエーデルワイスにも出会えるでしょう!
こちらはセッラ峠から歩き始めて少しのところです。7月上旬はこのようにとても多くの花々をご覧いただけます。
数年前にリニューアルしたプラットコーフェル小屋<ドイツ語>サッソ・ピアット小屋<イタリア語>は、私のお気に入りの山小屋の一つです。町のレストランで食べれるような食事が、標高2300mのこの山小屋で味わえます。プラットコーフェル小屋HP
こちらの山小屋は、快適さ、食事、景観、どれをとっても素晴らしい山小屋です。
これぞ”ハイキングルメ!”を満喫できる場所です。是非一度お越しください!