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年末のヨーロッパには寒気がおりていて、降雪が多かったようなのですが、最近は小康状態の様です。代わって日本に北極の寒気がおりてきているようですね。日本が一段落するとまたヨーロッパに雪が降るのかどうかというところです。
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さて私が感じたヨーロッパの降雪の傾向をお伝えしようと思います。オーストリア、スイス、フランスはヨーロッパアルプスの東北西側にそれぞれ位置していますが、イタリアはアルプスの南側なので、晴天率は高い半面降雪が少ないと思います。例えばイタリアのドロミテ周辺は現在平均100㎝程度の積雪ですが、100㎝あれば十分良いゲレンデコンディションに仕上げます。日本と比較すると湿度が低いため雪が解けにくく、削れやすい斜面の滑り出し部分には人工降雪機を設置してカバーしたり、日本の圧接技術と比べてみると素晴らしい技術で毎日ゲレンデをパックしてくれています。例えば平均積雪60㎝のシウジ高原の状況をウェブカムでご覧ください!
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それから降雪が多いと感じるのが、アルプスの東側オーストリアのアールベルグ・エリアです。その分晴天の多いイタリアに比べると吹雪いたりする日も多いのですが、新雪をお楽しみいただけるチャンスが多くなります。アルプスの西側フランスのエスパス・キリー・エリアも降雪が多く新雪を存分にお楽しみいただけるチャンスがあります。
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という感じで、walk-worldで取り上げているスキーエリアの現在の積雪状況をご報告しておきます。
2022年1月11日 ヨーロッパ積雪情報
●オーストリア ツィラー・タール -ツィラータール・アリーナ150㎝ -マイヤーホーフェン90㎝ -ヒンタートゥックス190㎝ -ホッホフューゲン154㎝
エッツタール -ゼルデン196㎝ -オーバーグルグル175㎝ -ホッホ・エッツ80㎝ -キュータイ63㎝
ステューバイ氷河 -145㎝
セルファウス=フィス=ラディス -100㎝
スキー・アールベルグ -サンクト・アントン/ステューベン170㎝ -レッヒ/チュルス170㎝ -ヴァルス/シュロッケン155㎝
●イタリア
ドロミテ -ガルデナ谷80㎝ -クロンプラッツ140㎝ -シウジ高原60㎝ -アルタ・バディア90㎝ -マルモラーダ160㎝ -コルチナ・ダンペッツォ60㎝
●スイス&フランス ツェルマット -100㎝
ポルト・デ・ソレイユ ⁻モージン(スイス)120㎝ -アヴォリア(フランス)
シャモニー -グラン・モンテ140㎝ -ルズーシュ100㎝
エスパス・キリー -ティーニュ180㎝ -ヴァルディゼール150㎝