美食

     ひとつ前のブログでご紹介したプティア山の西側に走るフネス谷※5、迫力あるオドレ山群※6の麓を歩き、南チロル料理も堪能できるハイキングルメ・ルートがあります。
     レンタカーがあれば、フネス谷の最奥(東奥)にあるザネス小屋駐車場(1680m)目指しましょう。路線バスならブレッサノーネ※7駅から約1時間でザネス小屋までアクセス可能です。路線バスは朝9:17着~18:17着まで1時間に1本あります。フネス谷に宿をとってもブレッサノーネに宿をとってもアクセスは簡単です。
     ハイキングは、ここから東へ歩き出しマルガ・ガンペン小屋(2026m)※1へ。標高差が約300m以上ありますので、約1時間30分ほどで歩けます。山小屋で小休止の後、今度は西へ向きを変え、迫力あるオドレ山群の麓を歩いてゆきます。約2時間ほどかけてマルガ・カスナーゴ小屋(2006m)※2オドレ小屋(1996m)※3がある開けた牧草地を目指します。途中オドレ山群直下のザレ場を歩きますが、ところどころ展望の良いところがありますので、展望を楽しみながらのハイキングになることでしょう。
     そしてマルガ・カスナーゴ小屋周辺からオドレ山群の展望は、このルート最高の写真スポットになります。マルガ・カスナーゴ小屋オドル小屋は5分くらいのところにあります。さらに30分ほど下っていくとデュッスラー小屋(1782m)※4があります。このあたりまで下りてくると森の中の小屋になりますが、それでも視界を木々に遮られることなくオドル岩峰の雄姿を楽しませてくれます。最後はさらに40分ほど下り、スタート地点のザネス小屋駐車場に戻ります。
     ▼こちらにハイキングコースの地図をあげておきます。
     所要:約4-5時間、距離:12.4 km、標高差:登り/下り594 m
     オドレ山群・ハイキングルメ・マップ
     ※短いルートも可能です。
    【寄り道スポット】
     ザネス小屋から路線バスに乗って20分ほどするとサン・マッダレーナ※8・フィラー/S.Maddalena Fillerバス停に止まります。
     フネス谷の路線バス2021年時刻表
    ここから歩いて20分ほど(オドレ山群と道を挟んで反対側)のところに、オドル山群を撮るには一番の日本でも有名なスポットがあります。またこの場所はオドレ山群の西側に位置していて、午前中だと逆光になるので、是非ハイキング後、午後の遅めの時間に訪れてみてください!※このブログタイトル上の写真がそこからの写真です。
     それからバス停近くに、フォンタフォン&ニーダーステッター/Vontavon & Niederstätterという村の小さなスパーマーケットがありますが、ここで売ってるシュペック(燻製ハム)は安くて味も絶品でした!バス待ちの時間があればお勧めです。
     さらに西側のサン・ピエトロ※9には、この谷一番の美味しいレストランがあります。
     レストラン・ピゾック/Restaurant Pitzock  オーガニックにこだわるフネス谷“スロー・フード”レストラン。シェフのオスカー・メスナー/Oskar Messnerさんの作る料理は見た目は美しく、味は繊細でいつもお腹だけじゃなくて心も満たしてくれます。特に新鮮なラム肉は、美味しいと評判です。

●山小屋のご案内
  • ※1 マルガ・ガンペン小屋/Malga Gampen(イタリア語)(2062m)
  • ガンペン・アルム小屋/Gampen Alm(ドイツ語)

  • ※2 マルガ・カスナーゴ小屋/Malga Casnago(イタリア語)(2006m)
  • グシュナーゲンハード・アルム小屋/Guschnagenhardt Alm(ドイツ語)

  • ※3 オドレ小屋/Rifugio Odle(イタリア語)(1996m)
  • ガイスラー小屋/Geislerhutte(ドイツ語)

  • ※4 デュッスラー小屋/Dusslerhuette(1782m)

  • ●南チロル郷土料理について  
  • シュッテルブロートバンドヌーデルン/Schüttelbrotbandnudeln
  •  シュッテルブロートというライ麦で作られた硬くてパリパリのパンを一度つぶして粉にして、再度その粉を生地にして平麵にしたのがこのシュッテルブロートバンドヌーデルンなのです。下の写真はホテル・ウティア・ド・ボルツの夕食時のもの。
     
  • シュルツクラプフェン/Schlutzkrapfen
  •  ライ麦と小麦粉から作られる生地のラヴィオリでほうれん草とリコッタチーズが餡。下の写真はレストラン・ピゾックの昼食時のもの。
     
  • ブックヴァイツェンラヴィオリ/Buchweizen-Ravioli
  •  蕎麦粉とセモリナ粉から作られたラヴィオリで餡はポテトで、トマトソース。下の写真はホテル・ウティア・ド・ボルツの夕食時のもの。
    ●地名の表記(文章内の地名はすべてイタリア語で統一しています。)
  • ※5 フネス谷/Val di Funes(イタリア語)
  • フィルネッサータール/Villnoessertal(ドイツ語)

  • ※6 オドレ山群/Odle(イタリア語)
  • ガイスラー山群/Geisler(ドイツ語)
  • オドレス山群/Odles(ラディン語)

  • ※7 ブレッサノーネ/Bressanone(イタリア語)
  • ブリクセン/Brixen(ドイツ語)

  • ※8 サン・マッダレーナ/San Maddalena(イタリア語)
  • ザンクト・マグダレーナ/St.Magdalena(ドイツ語)

  • ※9 サン・ピエトロ/San Pietro(イタリア語)
  • ザンクト・ペーター/St.Peter(ドイツ語)
    •  自粛疲れでストレス貯め込んでいませんか?セントラル・ツアーズでは、神戸発の淡路島日帰りツアーを企画しています。8月と9月だけの限定ツアーですが、いかがでしょうか?
       淡路島インターナショナル ザ・サンプラザで淡路島に初夏の訪れを告げる風物詩の「鱧(はも)」すき鍋をお召し上がりいただき、ホテル内の温泉もご利用いただける淡路島観光付きのプランです。

       シチリア島3連載最終は、再度シチリア本島に戻って東海岸沿いの魅力的な町を北から順にご紹介します。
       タオルミーナは、ギリシャ劇場跡などのとても古い遺跡が残り、エトナ山を望むタオルミーナからの展望はシチリア一と言われる人口11,000人ほどの小さな町です。映画『グラン・ブルー』の舞台にもなり、イオニア海に面する紺碧のビーチもすぐそばにあり、海も山も素晴らしい展望が楽しめる完璧なリゾート地です。町はタウロ山の中腹に位置する坂の多いかわいい町です。山の一番上の集落カステルモーラも細い路地、バーやレストランが多く、美味しい食事と絶景をお楽しみいただけます。
    タオルミーナ
     ▼

    カステルモーラ
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       カターニャは、人口約31万人のシチリア島2番目の大きさの町です。エトナ山の南に位置する町は、歴史上何度か町が火山灰に埋もれる被害に見舞われたこともあります。そんなエトナ山は2週前にこのブログでも記載した通り2月はかなり活発な活動をしていたようですが、現在は噴火しているもののかなりおさまってきている模様です。 また1090年に完成したサンタ・アガタ大聖堂やシチリア最古の大学カターニア大学、サン・ジュリアーノ宮殿など歴史的な建築物が豊富です。そのため町全体が『ヴァル・ディ・ノートの後期バロック様式の町々』として、世界遺産にも登録されています。
     
       シラクサは人口約12万人の“シチリアで最も美しい町”と言われる歴史ある町です。歴史的にも有名な天才数学者アルキメデスを生んだ町で、太宰治の小説『走れメロス』の舞台としても知られている町です。シラクサ南部に突き出たオルティージャ島は、歴史ある古い建造物が立ち並ぶ美しい旧市街です。
       ノートは、シラクサの南西に位置し、上記の3つの町と異なり少し内陸部にあります。人口約2万4000人からなる世界遺産『ヴァル・ディ・ノートの後期バロック様式の町々』の8つある町の中の代表的な町です。(8つの登録されている町は、①カルタジローネ、②ミリテッロ・イン・ヴァル・ディ・カターニア、③カターニア、④モディカ、⑤ノート、⑥パラッツォーロ・アクレイデ、⑦ラグーザ、⑧シクリ)暑い日などは、バロック様式の美しい町をお楽しみいただいた後、名店カフェ・シチリアのグラニータをお勧めします。

    これまでの記事は(文字をクリックしてください!)
     ▼
    地中海最大の島、イタリア、シチリア島‐①
    地中海最大の島、イタリア、シチリア島‐②
       今回はシチリア島北東部にある世界遺産『エオリア(エオリエ)諸島』について書いてみたいと思います。エオリア諸島は主にリパリ島、サリナ島、ヴルカノ島、ストロンボリ島、パナレア島、フィリクデ島、アリクディ島の7島からなっています。
       エオリア諸島は火山の島々なのですが、火山の種類は主に周期的にマグマを噴出するストロンボリ型噴火と単発で大規模な噴火をするヴルカノ式噴火など(ほかにもハワイ式噴火、プリニー式噴火などがあります)に分かれるのですが、その中の代表的なふたつがこのエオリア諸島に存在します。
       まずエオリア諸島の中で一番南のシチリア島に最も近い島がヴルカノ島で、一番北側にあるのがストロンボリ島で、以前このふたつの島を訪れました。
       ヴルカノ島はシチリア島北部のミラッツォ港から高速艇に乗って約1時間でアクセスできます。ヴルカノ島の標高386mのメインクレーターのあるグラン・クラテーレ山に登れ、クレーターの周りを歩くことができます。このハイキングは往復3時間ほどで、強い硫黄の臭いを感じながら気軽に今まさに活動中の火山を観察しながら歩くことができます。また下山後に時間があれば高速艇発着場所の反対側に泥の温泉がありますので、体験してみてはいかがでしょうか?肌がスベスベになるそうです。(入場料:3ユーロ)
       次はさらに高速艇に乗ってストロンボリ島へ向かいます。所要時間は高速艇で約1.5時間です。
       この島は火山ハイキングで最も迫力ある火山活動が観察できます。ストロンボリ火山の標高は918mあります。夕方火山ガイド事務所前に集合しグループ毎に分かれて間隔をあけて順番に歩きだします。標高差が900mほどありますので、登りだけで3時間以上要しますが、それだけかけて登る価値は十分にあります。ひたすら上り続けて山頂直下(約830m付近)でピクニック夕食を食べながら順番を待ちます。順番が来れば頂上の噴火口の観察場所へ火山ガイドと共に向かいます。このストロンボリ火山の噴火口は頂上より下にあるため、頂上からは見下ろせるようになります。かつてストロンボリは『地中海の灯台』とも言われ約2500年もの間約15分に1回の割合で溶岩を噴き上げています。その15分に一度の噴火を眼下に見に行くのです。下山は登りと異なるルートで、火山灰の上を須走で下山してゆきますので、登りより短い時間で下山できます。
       ただ2019年の強い噴火後、この頂上へのハイキングツアーは中断されています。ただこの頂上へ行くハイキング以外にも、反対側の溶岩流を望める場所へのもう少し簡単なハイキングもあります。
       ハイキングのスタート時間が遅いため、午前中の時間を弄びそうですが、この時間は貸切ボートで島の反対側のジノストラ集落に立ち寄る島一周クルーズをお勧めします。
       ジノストラ集落は建物が点在していて、とても長閑な雰囲気が漂っています。できるなら部屋を1週間くらい借りて何も考えずに過ごしたいと思わせるようなところです。再度貸切ボートに乗船して島の反対側から煙が上がる噴火口を下から眺め、ストロンボリの町に戻る前、ストロンボリの正面にあるストロンボリッキオという小島に接近して、かつての海軍の灯台を見て戻ってきます。私が訪れたのは10月の前半でしたが、風が気持ちよくとても過ごしやすかったのを覚えています。
       最後にストロンボリの町は、ヨーロッパ各所から芸術家が集まる場所でもあって、ところどころにアトリエがあったり、カラフルな壁が並ぶ町中を散策するだけでもセンスいい可愛さに心惹かれることでしょう!
       私はシチリア島の東側とエオリア諸島のヴルカノ島とストロンボリ島に行ったことがありますが、どこもとても素晴らしいところです。
       ゲートインの空港はカターニャ空港、南側のシラクーサとその西側の
    • 世界遺産『ヴァル・ディ・ノートの後期バロック様式の町々』
    • や北側のタオルミーナが有名な観光地です。
       またシチリア島最高峰(ヨーロッパの活火山最高峰)の
    • 世界遺産『エトナ山(3326m)』
    • 島の北側にある
    • 世界遺産『エオリア諸島』
    • は外せないパワースポットです。
       ところでエトナ山が、今月1月18日から噴火をはじめ2月16日は溶岩流が大きくなり、麓のカターニャの町の一部では避難しだしている所もあるようですが、現状人々への危険はないとされています。それでも皆様の無事をお祈りしています。
       この火山の噴火はストロンボリ式と言われ、シチリア島の北側にあるエオリア諸島のひとつ、ストロンボリ島からの由来で、間欠的で比較的穏やかな爆発を伴う噴火だそうです。最近噴火が激しくなっているので、夜には赤い溶岩流がはっきりと見えるようです。
       ▼ こちらをご覧ください!
      GO-ETNAサイト(英語)
       まさに地球のパワースポットですね。
       こんなシチリア島ですが、見どころがたくさんあるだけでなく、食事も美味しく、是非行っていただきたい場所のひとつなのです。レモンやトマト、ピスタチオなどはシチリアを代表する農産物です。
       シチリアの代表的な銘菓はカンノーリ、暑い夏にはシェイクのようなグラニータ、ファストフードはアランチーノ(ライスコロッケ)、パスタにはピスタチオの粉が振ってあったり、魚介類はどれも美味しく調理されていて、イタリアの他の場所と比べ、長期間滞在しても食事に困らない感じです。

       イタリア・トスカーナにあるオーガニック農家のサント・ステファノでは、とても良質のオリーヴ・オイルを生産しています。毎年10月中・下旬になると早摘みの収穫が行われて、11月中旬には出荷でき、味わえるようになります。オリーヴの品種はモライオロ、フラントイロ、レッキーノがブレンドされているのですが、このブレンドはトスカーナでは王道のブレンド3種なのです。特徴は辛味があって、色は青々としていて、力強いオリーヴ・オイルになります。また、他のイタリアの地域のオイルよりもポリフェノール含有量がとても多く健康に良いというのも特徴です。
       トスカーナの古い諺で「ティースプーン1日3杯で医者要らず」というのがあります。これは、トスカーナ産エキストラ・バージン・オリーブオイルのことを言います。その理由は通常のオリーヴ・オイルと比べポリフェノールの含有率が倍以上あり、毎日このオイルを口にしているトスカーナの人々は、とても健康的で、トスカーナの人々の長寿の秘訣でもあるということなのです。
       またトスカーナには、大農園はなく、機械を使用しての大量収穫ができないため、この時期になると家族、親戚総出で収穫作業を行います。ほぼ手作業での収穫となり、とても愛情のこもった、高品質なエキストラ・ヴァージン・オリーヴ・オイルが生産できるのです。
    ※オリーヴ品種の特徴について

  • モライオーロ:トスカーナ原産。ポリフェノールの含有量が多いことが特徴で、非常に辛く、緑が濃いオイルが産まれる。
  • フラントイオ:実は小粒だがオイル分をよく含む。スパイシーかつ繊細で、モライオーロのバランスをとるためにブレンドすることが多い。フラントイオは圧搾所を指す言葉。
  • レッチーノ:トスカーナ原産だが、病害虫に強く気候変化にもよく順応するため世界中に普及。スイートでフルーティ、モライオーロやフラントイオとブレンドすることが多い。
    •  サント・ステファノ滞在プランはこちらをクリック!
      ここサント・ステファノのベルナルディご夫妻は、ホスピタリティは素晴らしくまるで我が家に帰ってきたようにお迎えしてくれます。もちろん奥様のマリネッラの作る料理はどれも美味しく、ソムリエの旦那様、アントニオが選んでくれるワインと一緒にいただける至極の時間をお過ごしいただけます。
       こんにちは、最近おすすめの手配旅行を新規で4本アップしました。と言っても現状感染拡大しているヨーロッパ、なかでも特にイタリアやスペイン、なんとか2021年にはまた旅行できる環境に戻っていることを願って、下記のようなラインナップにしています。
       ※コースタイトルの太文字をクリックするとツアーページにリンクしています!
    プロセッコ、ヴァルドッビアーデネ
       イタリア北部・ヴェネト・グルメ旅行
       ヴェネチア周辺のヴェネト地方は、山の幸も海の幸も楽しめ、食材が豊富な上、ヴェネチア本島では、バル巡りの文化もあり、とにかく色々な角度から食をお楽しみいただけます。
    夜のサン・セバスチャン
       フランス&スペイン、バスク・グルメ・旅行
       今バル巡りというと、スペインバスク地方のサン・セバスチャンが日本でも最も有名ですね。そのサン・セバスチャンを含む、フランスとスペインのバスク地方をたっぷり満喫していただける内容にしています。
    セチューダ
       グランド・ドロミテ・ハイキング
       こちらはドロミテのハイライト的な場所を日本人ガイドのご案内で、回っていただける内容にしています。ご予算の問題もありますので、個人旅行よりも小グループ旅行向けです。
    ホーエムートアルム・ハイキング(2670m、オーバーグルグル)
       オーストリア・チロル・ゼルデン・ホテル滞在
       こちらは個人旅行でお得に1か所滞在でチロルのハイキングをたっぷりお楽しみ頂こうという内容にしています。ホテルのハイキングプログラムは、英語かドイツ語になりますが、話せなくてもハイキングは十分にお楽しみいただけます!


       というような感じで、新たなラインナップを加えてさらに見ごたえあるサイトになったと感じていただければとても嬉しく思います。
       何より早くヨーロッパでハイキングしたり、飲んだり食べたりできる日が来ることが第1ですね。
       ヨーロッパでは、1軒のレストランにゆっくり落ち着いて食事をしに行くこともあれば、仕事帰りなどに軽くバーでフィンガーフードをおつまみに、バーカウンターで立ち飲みしながら仲間たちと会話を弾ませ、話が盛り上がってくると次の店へと梯子するバー巡り文化もあります。

     ということで、今回は飲み歩き文化(バー/バル巡り)が古くから根付いている場所をご紹介します。



       サン・セバスチャン(スペイン、バスク州)

       バスクでバル巡りと言えば、代表的なサン・セバスチャン(以下、サンセバ)。ここには100軒以上のバルがあるようです。

      ここでのキーワードは、 
    • 微発砲白ワイン「チャコリ/Txacolí」
    • 串刺しのおつまみ「ピンチョス/Pintxo」
    • 小皿料理「タパス/Taps」
    •  少しずつ多くの種類をいただけるバル巡りは、和食居酒屋に慣れた日本人には、とても嬉しい内容です。また店ごとに味もそれぞれなので1日だけだともったいない気もします。

    ▼こちらはバルの雰囲気 ※写真をクリックすると大きくなります!

    ▼こちらは美味しいタパスたち ※写真をクリックすると大きくなります!

    バスク・グルメツアーはこちら!


       ヴェネチア(イタリア、ヴェネト州)

       ヴェネチアでは、バー巡りのことをバーカロ巡り/Bacaroと言い、おつまみのことをチケッティ/Cichetiと言い、グラスワインのことをオンブラ/Ombraと言います。

      お勧めのワインは、
    • 白ワイン「ソアーヴェ/Soave」
    • 発泡性白ワイン「プロセッコ/Prosecco」
    • 魚介類のフリットなどを片手に、プロセッコをお試しください!
     ヴェネト・グルメ・ツアーはこちら!
     以前に書いたヴェネトのブログはこちら!
     もうひとつヴェネトのブログを書いています!


       ログローニョ(スペイン、ラ・リオハ州)   同じ北スペインのバル巡りで言うと、サンセバのバル巡りは、あまりにも有名ですが、サンセバに比べるともっと大人の雰囲気漂うのが、ここログローニョローレル通りです。中でもお勧めの2店をご紹介します。
    • バル・ソリアーノ/Bar Soriano
    • マッシュルームのピンチョス、 食べ物はマッシュルームのピンチョスだけ!これがまた絶品!
    • ラ・タベルナ・デル・ローレル/La Taberna del Laurel
    • 揚げジャガイモのソースがけ「パタタス・ブラヴァス/Patatas Bravas」が有名。濃厚なパプリカ+アリオリソースのかかったジャガイモをお楽しみください。


       スペイン・バルのワインメニュー用語
    • 「クリアンサス/Crianzas」: 赤ワイン、6か月以上オーク樽で熟成、出荷前に2年寝かせたもの
    • 「ホベネス/Jovenes」:熟成させない若いワイン
    • 「ブランコス/Blancos」:白ワイン
    •  以前に書いたログローニョのブログはこちら!


       特にこの3か所が印象的でした。もちろん、まだまだ知らない場所もたくさんあるでしょう。またパリやバルセロナなどの大きな都市にも多くのバーはありますが、今回ご紹介の3カ所は、私がこれまでに訪れた場所の中でもバーが密集していて、次の店に簡単に移動できるのが特徴なのです。こんな感じで適当に賑わってる店に入って、軽く飲んで次の店にまた行くのも嬉しい旅の楽しみですよ!
       正直その頃になってヨーロッパへ渡航できるようになっているかどうかは、全く定かではありませんが、行けるのなら絶対に行きたい人のために効率よく回れる方法をご提案させていただきます。  
       まず日程ですが、今お調べしたターキッシュ航空の場合、下記のふたつの期間がまだお安く出ています。 ※航空運賃は、今後変動してゆきます。
        4/29(木)夜発~5/6(木)夜帰国の現地5泊8日間プラン
      または
        4/29(木)夜発~5/8(土)夜帰国の現地7泊10日間プラン
       
       航空券は今から手配しても早すぎません。個人webご予約ですと、ほとんどの場合、ご予約と同時に取消料がかかってきますが、弊社で宿泊先や他のサービスと共に手配旅行としてご予約いただきますと、すぐに取消料金は発生せず、状況見ながらご判断いただける時迄(約30~45日前まで)、取消料金なしで、航空券を押さえておくことが可能です。その為にも先に航空券を押さえて、その後宿泊先やアクティビティの確保をされることをお勧めします。  
       例えばターキッシュ航空は、中央~北イタリアですと、ローマ、ボローニャ、ヴェネチア、ミラノなどに就航していますので、うまく列車ををご利用になれば、途中人気のフィレンツェにも立ち寄れスムーズな個人旅行が可能になります。
       各所には日本人ガイドやアシスタントとのネットワークもございますので、お客様のご要望に応じて手配させていただくことも可能です。  
       お勧めプランは、ローマからフィレンツェ経由でヴェネチアへ移動するプラン(または逆)です。無理なく列車をご利用になり快適にご移動していただけます。 もちろんヴェネチアの前後にミラノにお立ち寄りいただくことも可能です。
       ご予算に余裕のあるかたには、優雅に専用車とガイド/アシスタントと一緒に周遊していただくことも可能です。
       一例としてイタリアを取り上げていますが、ドイツ、オーストリア、スイス、ベネルクス3国、フランス、スペイン、ポルトガルなどいずれも手配させていただけます。
       イタリアのギャラリーを上げておきます。
       イタリア、トスカーナの農家サントステファノは、ちょうど今ワイン造りの真っ盛りなのです。8月下旬に白ワイン用のシャルドネ、9月上旬は赤ワイン用のメルローなど、9月中旬はロゼや赤ワイン用のサンジョベーゼなど、という感じでほかの種類もそれぞれ分けて収穫され、ぶどうの特徴に応じて熟成期間も異なり、その後ステンレスタンクに入れ自然発酵させ、最終的にブレンドされます。
       そしてこちらの農家のワインは全て有機農法で栽培されたブドウを使ったビオワインです。自然発酵され、どのワインも3-4品種の葡萄をうまくブレンドする手法を基本にしたワイン造りをしています。
       特にここトスカーナでは、サンジョベーゼという品種が代表的な葡萄です。ワイン種類は、白ワイン、ロゼワイン、赤ワイン、ドルチェワインとありますが、中でもこちらのロゼワインは、そのサンジョベーゼ種を100%使用したロゼワインで、口当たりはとてもやわらかですが、後口はしっかりしていて、とてもバランスの取れた新鮮なロゼワインなのです。Bocca di Rosa/ボッカ・ディ・ロザ(ギャラリー内の一番最後の写真のワインです。)
       ここで3品種ブレンドでサンジョヴェーゼ100%と記載すると間違えているように思えるのですが、サンジョヴェーゼ・グロッソ(40%)、プルニョーロ・ジェンティーレ(40%)、サンジョヴェーゼBRN(20%/サントステファノ・オリジナル)と、どれもサンジョヴェーゼ種で、それら種類の異なるサンジョヴェーゼ3種がとてもうまくブレンドされているのです。そしてロゼ色の付け方は、赤ワインを作る工程でアルコール発酵が始まる段階に行う醸し(マセラシオン:黒ぶどうの果皮と一緒に漬けこむ)を16時間だけ行い、その後果皮だけを取り除き、さらに発酵させステンレスタンクに移し熟成させるという作り方です。
       このきれいなロゼ色のワインをサントステファノのヴィッラの軒先に座り、トスカーナの風を感じながら飲むのは至福のひと時です!