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    藤田ガイド

    女子ハイク・登山ガイド紹介
    藤田真紀(ふじたまき/日本山岳ガイド協会認定ガイド)
    『自然を感じる、心広がる旅へとご案内』をテーマに国内のみならず、世界の山々をご案内しています!一般的な観光旅行では出会えないような自然や文化に触れていただけるよう心がけています。


GWくじゅう連山と法華院温泉(大分県)
  • 日程:2021年5月1日(土)夜発/5日(水)朝着(船中2泊+現地2泊5日間)
  • 旅行代金:85,000円(5名様以上/お一人様料金)
  • 料金に含まれるもの: ガイド代 (企画手配含)・指定の食事・宿泊(法華院温泉山荘:相部屋/三船温泉城山)・さんふらわー往復(ツーリスト利用)・レンタカー代(ガソリン代も含まれます)
  • 料金に含まれないもの)傷害保険料金・表記にない食事など
  • 集合場所:神戸港(六甲) 17:30神戸港アクセスはこちらをクリック!
  • 持ち物リスト:末尾に表示しています
  • その他:お茶&バーナーはこちらで用意しています。ランチなど温かいものが欲しい方はバーナーを使ってお湯を沸かすことができます。お水や水筒はご用意ください。法華院温泉山荘では給湯はできるようです。
  • 宿泊先のご案内
      (1泊目)法華院温泉山荘
      正面に大船の山を望み、坊がつる讃歌やミヤマキリシマで古くから多くの登山者に親しまれ、またくじゅう連山登山の中心として四季を通じて人気のあるお宿です。九州で一番高い場所にある温泉(1303m)は、山歩きで疲れた体をほぐしてくれます。風呂からは正面に大船・平治・立中の三山が目に飛び込みます!雲のない夜には満点の星空が望むことがき、ゆっくりとした時間をお過ごし頂けます。夕ご飯の後、坊がつる讃歌を合唱しましょう!
      (2泊目)三船温泉・民宿城山
      アットホームな民宿で、九重山の眺めが良く、炭酸水素塩泉の温泉や自家栽培野菜を取り入れた田舎会席料理など総合的にもとても評判の良い民宿です。


  •  ツアーのご紹介!
     大分県にある九重山は、九重山群の総称、阿蘇国立公園にある日本百名山です。九州本島の最高峰の中岳(1791m)とその他三俣山(1744.7m)、久住山(1786.5m)の主峰を2日間(1日目:約4時間・2日目:約5時間)に分けて縦走し、人気の「法華院温泉山荘」に宿泊します。下山後は湯布院や別府の観光へ!

    ■スケジュール詳細
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    【1日目】5月1日(土) <食事:朝:× 昼:× 夕:×>
    神戸港集合17:30
    神戸港出発19:50発 ~~~<夜行フェリー>~~~
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    【2日目】5月2日(日) <食事:朝:× 昼:× 夕:〇>
    ●くじゅう連山登山1日目
    ~~~<夜行フェリー>~~~ 大分港7:20着
    大分港 → 牧ノ戸峠 (77㎞/約2時間
    ) 牧ノ戸峠(1330m)・・・沓掛山・・・扇ヶ鼻分岐・・・西千里ヶ浜・・・
    久住分れ・・・▲久住山(1786m、九重山主峰)・・・
    ▲中岳(1791m、九州本土最高峰)・・・久住分れ・・・北千里浜・・・
    法華院温泉 到着
    【歩行時間 約5.5時間、+548m/-600m、9.4㎞、】
    ※休憩時間は含まれません
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    【3日目】5月3日(月祝) <食事:朝:〇 昼:弁 夕:〇>
    ●くじゅう連山登山2日目
    法華院温泉・・・諏蛾守越(スガモリゴエ)・・・▲三俣山(1744.7m)・・・
    ・・・諏蛾守越・・・久住分れ・・・扇ヶ鼻分岐・・・沓掛山・・・牧ノ戸峠
    【歩行時間 約5時間、+662m/-607m、9.1㎞、】
    ※休憩時間は含まれません
    牧ノ戸峠 → 三船温泉・城山(28㎞/約40分)
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    【4日目】5月4日(火・祝) <食事:朝:〇 昼:× 夕:×>
    三船温泉 → 湯布院(47㎞/約1時間)
    ●湯布院・別府観光
    湯布院 → 別府(25㎞/約40分)
    別府 → 大分港発(12㎞/約20分)
    大分港19:15発~~~<夜行フェリー>)~~~
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    【5日目】5月5日(水・祝) <食事:朝:× 昼:× 夕:×>
    ~~~<夜行フェリー>~~~神戸港6:35着
    到着後自由解散
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     持物リスト・必ず必要な装備
    ザック  ーーーーー 35リットル以上
    ザックカバー
    登山靴  ーーーーー 防水のハイカットシューズ
    レインウェア(セパレート)ーーーーー 雨の日だけでなく防寒着としても使えます
    ストック ーーーーー 使えるようになると疲労が軽減されます
    スパッツ ーーーーー 雨の日の泥除けの他、寒い時には足首を保温してくれます
    サングラス ーーーーー 強い紫外線から目を保護
    携帯電話 ーーーーー 充電用のケーブルやバッテリーも必要
    防寒着  ーーーーー フリースやダウン、ソフトシェル、その上にレインウェアで対応
    防寒具  ーーーーー 手袋やニット帽、ネックウォーマー(手首足首を保温するもの)
    下着   ーーーーー 枚数はお任せ
    タオル  ーーーーー 手拭いの方が乾きやすく軽い
    地図とコンパス ーーーーー 事前に予習をしましょう
    折り畳み傘 ーーーーー 山以外で利用
    健康保険(コピー)
    ペーパー(適量)ーーーーー トイレットペーパーでOK(芯を取り必要な分だけ??)
    ヘッドライト  ーーーーー 小屋の夜は早いのです(かえのバッテリーも用意)
    ゴミ袋  ーーーーー ナイロン袋、ジップロックが便利(雨の日に備え防水用としても)
    水筒(水)ーーーーー 小屋に頼めば水やお湯がらえます(有料の場合もあり)
    コッヘル
    洗面具   ーーーーー 石鹸、シャンプー、歯磨き粉などが使えない山小屋は多い
    化粧品   ーーーーー最低限にカスタマイズして
    日焼け止め   ーーーーー高い山の上は紫外線が強いので必ず用意
    行動食(嗜好品)ーーーーー 自分のテンションを上げる意味でも
    常備薬   ーーーーー 目薬や内服薬(ガイドから薬は提供できません)
    眼鏡、コンタクトレンズなど ーーーーー コンタクトは使い捨てが便利
    山小屋宿泊は、インナーシーツーーーーー 就寝時布団の間に使います
    お金    ーーーーー財布は小さく必要なものだけ(濡れない工夫も)
     山小屋の中での過ごし方(withコロナ)
    ・発熱、咳、風邪などの症状がある場合は、宿泊できません
    ・山小屋内では、必ずマスクを着用
    ・消毒アルコールやシートを用意
    ・各自インナーシーツ(寝具)を持参
    ・ゴミは持ち帰りましょう!
    ・大きな声をださないようにしましょう
    ・消灯時間前には次の日の用意をしておきましょう
    ・石鹸、歯磨き粉は使えないところもあります
    ・山の上の水は貴重です。無駄遣いはやめましょう!
     あったらいいもの
    ・汗を拭くボディシート(最近は大判もあります)
    ・クレンジングシート(顔拭き用)
    ・小銭(100円玉/有料のチップ制のトイレがある場合用に)
    ・ウェットティッシュ(石鹸が使えないときに)
    ・ジップロック(大きなものや小さいもの、雨の時やゴミ袋としても)
    ・スタッフバック(荷物の小分け用、山小屋の早朝や夜静かに荷造り)
    ・スポーツタイツ(乳酸の蓄積を防ぎ疲労の軽減)
    ・高度計が見れる時計
    ・地図アプリ
    ・ナイフ
     ※山小屋泊の装備になっていますが、法華院温泉山荘では特にインナーシーツの用意は必ず必要ではないようです。もしお布団の使用が気になる方はインナーシーツをご用意ください。

    旅行条件詳細はこちらをクリック!

    旅行企画・実施・お申込・お問い合わせは
    株式会社セントラルツアーズ、walkworld事業部
    兵庫県知事登録第2-230号
    ご連絡先詳細はこちらをクリック!
       walkworldでは神戸新聞旅行社とのコラボ企画『女子ハイク・世界自然遺産 屋久島を歩く』についてご紹介したいと思います。


      女子ハイク、須磨アルプス馬の背

      女子ハイク、須磨アルプス馬の背

       まず女子ハイクとは?
      女性限定の神戸新聞旅行社の山歩き企画です!
      ②経験豊富なガイドも添乗員も女性なので和気あいあい!
       ※ただし今回屋久島の山岳ガイドさんは男性の予定です。
      ③ゆったりと花や自然を楽しみながら、女性だけの空間を味わう!
      お一人様のご参加や1回のみ(今回だけ)のご参加も大歓迎!
      ※今回は屋久島宿泊プランですが、神戸周辺発で六甲山から近畿近場の日帰りハイキングから宿泊を伴うプランまで1年を通して企画しています。


      藤田ガイド

      女子ハイク・登山ガイド紹介
      藤田真紀(ふじたまき/日本山岳ガイド協会認定ガイド)
      『自然を感じる、心広がる旅へとご案内』をテーマに国内のみならず、世界の山々をご案内しています!一般的な観光旅行では出会えないような自然や文化に触れていただけるよう心がけています。


    • 世界自然遺産 屋久島 4日間
    • テーマ:美しい島、太古の森を求めて歩く
    • 日程:2021年5月13日(木)~16日(日) 3泊4日
          緊急事態宣言発令のため延期になりました!
          2021年11月11日(木)~14日(日) 3泊4日
    • 旅行代金:153,000円
    • レベル:体力3、技術1
    • 宿泊先のご案内
    •  屋久島 四季の宿 尾之間(ホームページへリンク)
      ※ご宿泊はご参加者での相部屋が原則となります。

       藤田ガイド こだわりの宿をご紹介!
      四季の宿とモッチョム岳

      四季の宿とモッチョム岳

       尾之間四季の宿は、今、とっても人気があってなかなか予約が取りづらいお宿となりましたが、以前(ひょっとしたら十何年たつかもしれない)私が一人島に滞在したとき、屋久島在住のガイドから「おすすめの宿」として紹介してもらって以来、気に入って、ツアーがあるたびに滞在してます。
       お宿がある尾之間地区は島の南側にあり、縄文杉や宮之浦岳、白谷雲水峡に行くには少し遠いし近くにお土産屋さんもないけれど、それでも泊まりたいのは、(いくつも宿はあるけれど)なにより自然が近くてロケーションが好き!なのです。そして、お宿から見えるモッチョム岳が最高にいい!モッチョム岳を独り占めしているお宿って言ってもいいくらいです。
       モッチョム岳は露出した岩肌が独特で印象的。ツアーに参加される皆さんもいつか登りたい!とおっしゃる山ですが、それがお宿の敷地のいろんな場所から見ることができます。夜、離れでバーベキューをしているときも、本館のバルコニーで夕ご飯を食べているときも、朝起きて外に出た時も… 朝から夜まで滞在中ずっとモッチョム岳を見ることができます。月明りに照らされるモッチョム岳のシルエットが特に恰好がいいのです!
       ロケーションの他にも、おすすめは地元食材で作られるお食事!お宿のご主人は、屋久島出身でご両親が地元料亭をされていたというからお食事が美味しいのは当然?!地元食材をつかった郷土料理で何日か滞在するとそのうちの1回は地元食材をつかったバーベキューなど、出される料理にも変化があり、楽しめます。あればいつもオーダーするのが冬にとれる屋久島のミカンで作られた「たんかんジュース」ですが、これはおすすめです!
       大きな敷地内では建物がきれいになったり、お部屋にお風呂が増えたりなど行くたびにバージョンアップされていつも工夫をされています。コロナ前までは、日本だけでなく海外からのお客様でいっぱいでした。
       豪華なホテルも屋久島にはいくつもあるけれど、せっかくだから短い滞在中に屋久島の風情をたっぷりこのお宿で感じていただきたいとこちらのお宿にこだわっています!皆様にも感じていただけるとうれしいです。
       そして、お宿の別棟にある屋上から見える満天の星空もおすすめですよ!

       ツアーのご紹介!
       屋久島の魅力は何といっても島の持つエネルギーです。屋久島全体がパワースポットという感じで、生きてる実感を強く感じることができます。
       屋久島登山の王道コースはもちろん、千尋の滝や大川の滝など山歩きだけではない屋久島の自然をご堪能頂けるよう、ゆったり4日間のコースにしました。女性限定なのでお一人様参加でも安心です。一度は屋久島の大自然を歩いて感じてみませんか。
      ■スケジュール詳細
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      【1日目】11月11日(木) <食事:朝:× 昼:× 夕:〇>
      スカイマーク 神戸空港7:25発 → 鹿児島空港8:35着
      空港バス 空港 → 港 (所要:約1時間)
      高速船 鹿児島港13:00発 → 屋久島(安房) 15:30着
      ●千尋の滝
      15:45 屋久島(安房) → 安房のスーパーAコープなど(5分)
      15:50 スーパー/行動食の買い出しなど
      16:20 安房のスーパー → 千尋の滝(14km/約20分)
      16:40 千尋の滝
      17:00 千尋の滝 → 四季の宿(6km/約15分)
      17:15 四季の宿 到着
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      【2日目】11月12日(金)<食事:朝:〇/弁 昼:〇/弁 夕:〇>
      ●縄文杉に会いに行く(屋久島山岳ガイド同行)
      早朝 四季の宿 →<バス>→ 屋久島自然館前(14km/20分)
      屋久島自然館前 →<登山バス>→ 荒川登山口
      荒川登山口…小杉谷休憩舎…楠川分れ…ウィルソン株…夫婦杉…縄文杉/往復
      【縄文杉登山 歩行時間 約10時間、±700m、約20㎞】

      荒川登山口 →<登山バス>→ 屋久島自然館前
      夕方 屋久島自然館前 →<バス>→ 四季の宿 到着
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      【3日目】11月13日(土)<食事:朝:〇 昼:〇/弁 夕:〇>
      ●苔むす森 白谷雲水峡を歩く(屋久島山岳ガイド同行)
      早朝 四季の宿 →<バス>→ 白谷雲水峡登山口(42km/1時間20分)
      白谷雲水峡登山口…白谷小屋…辻峠…太鼓岩/往復
      【白谷雲水峡トレッキング 歩行時間 約5時間、±500m、約6㎞】

      夕方 白谷雲水峡登山口 →<バス>→ 四季の宿
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      【4日目】11月14日(日)<食事:朝:〇 昼:〇 夕:×>
      ●大川の滝
      8:00 四季の宿 → 大川の滝(22km/40分)
      8:40 大川の滝 散策
      9:40 大川の滝 → レストラン杉匠(35km/60分)
      11:00 <レストラン杉匠>でランチとお土産タイム
      12:45 レストラン杉匠 → 屋久島(安房)(1km/5分)
      高速船 屋久島(安房) 13:30発 → 鹿児島港 16:05着
      空港バス 港 → 空港 (所要:約1時間)
      スカイマーク 鹿児島 20:40発 → 神戸 21:50着、解散
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      お申込・お問い合わせは
      神戸新聞旅行社
      神戸:078-362-7174 姫路:079-285-3855
      営業時間:平日9:30~17:00/土日祝休み
       シチリア島3連載最終は、再度シチリア本島に戻って東海岸沿いの魅力的な町を北から順にご紹介します。
       タオルミーナは、ギリシャ劇場跡などのとても古い遺跡が残り、エトナ山を望むタオルミーナからの展望はシチリア一と言われる人口11,000人ほどの小さな町です。映画『グラン・ブルー』の舞台にもなり、イオニア海に面する紺碧のビーチもすぐそばにあり、海も山も素晴らしい展望が楽しめる完璧なリゾート地です。町はタウロ山の中腹に位置する坂の多いかわいい町です。山の一番上の集落カステルモーラも細い路地、バーやレストランが多く、美味しい食事と絶景をお楽しみいただけます。
    タオルミーナ
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    カステルモーラ
     ▼

       カターニャは、人口約31万人のシチリア島2番目の大きさの町です。エトナ山の南に位置する町は、歴史上何度か町が火山灰に埋もれる被害に見舞われたこともあります。そんなエトナ山は2週前にこのブログでも記載した通り2月はかなり活発な活動をしていたようですが、現在は噴火しているもののかなりおさまってきている模様です。 また1090年に完成したサンタ・アガタ大聖堂やシチリア最古の大学カターニア大学、サン・ジュリアーノ宮殿など歴史的な建築物が豊富です。そのため町全体が『ヴァル・ディ・ノートの後期バロック様式の町々』として、世界遺産にも登録されています。
     
       シラクサは人口約12万人の“シチリアで最も美しい町”と言われる歴史ある町です。歴史的にも有名な天才数学者アルキメデスを生んだ町で、太宰治の小説『走れメロス』の舞台としても知られている町です。シラクサ南部に突き出たオルティージャ島は、歴史ある古い建造物が立ち並ぶ美しい旧市街です。
       ノートは、シラクサの南西に位置し、上記の3つの町と異なり少し内陸部にあります。人口約2万4000人からなる世界遺産『ヴァル・ディ・ノートの後期バロック様式の町々』の8つある町の中の代表的な町です。(8つの登録されている町は、①カルタジローネ、②ミリテッロ・イン・ヴァル・ディ・カターニア、③カターニア、④モディカ、⑤ノート、⑥パラッツォーロ・アクレイデ、⑦ラグーザ、⑧シクリ)暑い日などは、バロック様式の美しい町をお楽しみいただいた後、名店カフェ・シチリアのグラニータをお勧めします。

    これまでの記事は(文字をクリックしてください!)
     ▼
    地中海最大の島、イタリア、シチリア島‐①
    地中海最大の島、イタリア、シチリア島‐②
       今回はシチリア島北東部にある世界遺産『エオリア(エオリエ)諸島』について書いてみたいと思います。エオリア諸島は主にリパリ島、サリナ島、ヴルカノ島、ストロンボリ島、パナレア島、フィリクデ島、アリクディ島の7島からなっています。
       エオリア諸島は火山の島々なのですが、火山の種類は主に周期的にマグマを噴出するストロンボリ型噴火と単発で大規模な噴火をするヴルカノ式噴火など(ほかにもハワイ式噴火、プリニー式噴火などがあります)に分かれるのですが、その中の代表的なふたつがこのエオリア諸島に存在します。
       まずエオリア諸島の中で一番南のシチリア島に最も近い島がヴルカノ島で、一番北側にあるのがストロンボリ島で、以前このふたつの島を訪れました。
       ヴルカノ島はシチリア島北部のミラッツォ港から高速艇に乗って約1時間でアクセスできます。ヴルカノ島の標高386mのメインクレーターのあるグラン・クラテーレ山に登れ、クレーターの周りを歩くことができます。このハイキングは往復3時間ほどで、強い硫黄の臭いを感じながら気軽に今まさに活動中の火山を観察しながら歩くことができます。また下山後に時間があれば高速艇発着場所の反対側に泥の温泉がありますので、体験してみてはいかがでしょうか?肌がスベスベになるそうです。(入場料:3ユーロ)
       次はさらに高速艇に乗ってストロンボリ島へ向かいます。所要時間は高速艇で約1.5時間です。
       この島は火山ハイキングで最も迫力ある火山活動が観察できます。ストロンボリ火山の標高は918mあります。夕方火山ガイド事務所前に集合しグループ毎に分かれて間隔をあけて順番に歩きだします。標高差が900mほどありますので、登りだけで3時間以上要しますが、それだけかけて登る価値は十分にあります。ひたすら上り続けて山頂直下(約830m付近)でピクニック夕食を食べながら順番を待ちます。順番が来れば頂上の噴火口の観察場所へ火山ガイドと共に向かいます。このストロンボリ火山の噴火口は頂上より下にあるため、頂上からは見下ろせるようになります。かつてストロンボリは『地中海の灯台』とも言われ約2500年もの間約15分に1回の割合で溶岩を噴き上げています。その15分に一度の噴火を眼下に見に行くのです。下山は登りと異なるルートで、火山灰の上を須走で下山してゆきますので、登りより短い時間で下山できます。
       ただ2019年の強い噴火後、この頂上へのハイキングツアーは中断されています。ただこの頂上へ行くハイキング以外にも、反対側の溶岩流を望める場所へのもう少し簡単なハイキングもあります。
       ハイキングのスタート時間が遅いため、午前中の時間を弄びそうですが、この時間は貸切ボートで島の反対側のジノストラ集落に立ち寄る島一周クルーズをお勧めします。
       ジノストラ集落は建物が点在していて、とても長閑な雰囲気が漂っています。できるなら部屋を1週間くらい借りて何も考えずに過ごしたいと思わせるようなところです。再度貸切ボートに乗船して島の反対側から煙が上がる噴火口を下から眺め、ストロンボリの町に戻る前、ストロンボリの正面にあるストロンボリッキオという小島に接近して、かつての海軍の灯台を見て戻ってきます。私が訪れたのは10月の前半でしたが、風が気持ちよくとても過ごしやすかったのを覚えています。
       最後にストロンボリの町は、ヨーロッパ各所から芸術家が集まる場所でもあって、ところどころにアトリエがあったり、カラフルな壁が並ぶ町中を散策するだけでもセンスいい可愛さに心惹かれることでしょう!
       私はシチリア島の東側とエオリア諸島のヴルカノ島とストロンボリ島に行ったことがありますが、どこもとても素晴らしいところです。
       ゲートインの空港はカターニャ空港、南側のシラクーサとその西側の
    • 世界遺産『ヴァル・ディ・ノートの後期バロック様式の町々』
    • や北側のタオルミーナが有名な観光地です。
       またシチリア島最高峰(ヨーロッパの活火山最高峰)の
    • 世界遺産『エトナ山(3326m)』
    • 島の北側にある
    • 世界遺産『エオリア諸島』
    • は外せないパワースポットです。
       ところでエトナ山が、今月1月18日から噴火をはじめ2月16日は溶岩流が大きくなり、麓のカターニャの町の一部では避難しだしている所もあるようですが、現状人々への危険はないとされています。それでも皆様の無事をお祈りしています。
       この火山の噴火はストロンボリ式と言われ、シチリア島の北側にあるエオリア諸島のひとつ、ストロンボリ島からの由来で、間欠的で比較的穏やかな爆発を伴う噴火だそうです。最近噴火が激しくなっているので、夜には赤い溶岩流がはっきりと見えるようです。
       ▼ こちらをご覧ください!
      GO-ETNAサイト(英語)
       まさに地球のパワースポットですね。
       こんなシチリア島ですが、見どころがたくさんあるだけでなく、食事も美味しく、是非行っていただきたい場所のひとつなのです。レモンやトマト、ピスタチオなどはシチリアを代表する農産物です。
       シチリアの代表的な銘菓はカンノーリ、暑い夏にはシェイクのようなグラニータ、ファストフードはアランチーノ(ライスコロッケ)、パスタにはピスタチオの粉が振ってあったり、魚介類はどれも美味しく調理されていて、イタリアの他の場所と比べ、長期間滞在しても食事に困らない感じです。

       ただ2021年の冬に関していえばドロミテのスキーエリアは、感染拡大の影響でオープンできていません。現状オープン予定は3月5日に設定しているようですが、現地関係者情報ではそれも難しそうとのことです。
       今シーズンに向けていくつかのリフトは架け替えられたり、新コースができたり、スノーマシンを増設したりしてシーズンインを控えていたにも拘らず、こんな状況になってしまったのはとても悲しい現実ですね。
       walkworldでは既にプランをこちらでご紹介しています。
        ▼
       イタリア・ドロミテ・スーパー・スキーのプランはこちら!
       こちらのプランがまさにここアルタ・バディアに宿泊できるプランです。
       以前にも触れていますが、人気のドロミテ・エリアの中でも、この地域は、各ホテル施設、レストランや山小屋での食事、スキー場のレイアウトや設備、それぞれのおもてなしなどのクオリティは、どれをとっても胸を張ってお勧めできる最高レベルなのです。
    アルタ・バディアからアクセスできるエリアはこちら!

       そんなアルタ・バディアからのスキーですが、主に日本ではセッラ・ロンダが有名で、イタリア・ドロミテ・スーパー・スキーのページでも紹介させていただきましたが、ページでご紹介した以外にも楽しめる日帰りスキーコースがありますので、今日はそんな中のいくつかをご紹介します!


       ①ラガツォイ/チンクエトッリ・エリア
       コース名はスーパー8と言います。ラ・ヴィッラから460線の路線バスでファルツァレーゴ峠へ向かいます。(有料/1.50euro)ロープウェーで一度ラガツォイまで上がり、朝の展望をお楽しみください。ペルモ、チヴェッタ、マルモラーダなど名峰の数々が望めます。まず始めはファルツァレーゴ峠側に滑ってみましょう!
       道路を越えてチンクエ・トッリ側へ滑り込めます。リフトでアヴェラウ小屋まで上がり再度、奇岩チンクエ・トッリを正面にスコイアットリ小屋まで滑りこちらで小休止はいかがでしょうか?
       そのあとチンクエ・トッリ・エリアをお楽しみいただいた後、アヴェラウ小屋でのランチをお勧めします。コルチナ郷土料理のビーツのラヴィオリ・カスンツェイがお勧めです。
       食後は再度ファルツァレーゴ峠まで下りて、再度ロープウェーでラガツォイへ上がり、今度は裏側のカパナ・アルピナ方面へ滑り降りてください!途中右側にあるグリル料理で有名なスコットニー小屋からは、BBQのいいにおいが漂ってきます。
       カパナ・アルピナからは日本にはないホース・リフト(2euro/1人)を利用してみましょう!2頭の馬の後ろ側に長いロープが2本繋がっていて、スキーヤーはスキーを履いたまま引っ張られてゆきます。アルメンタローラまで移動してゆけます。こちらからは平たんな川沿いのコースをスケーティングで移動してTバーリフトに辿り着けます。これを上がるとサン・カッシアーノまで下れるので、リフトを乗り継いでラ・ヴィッラまで戻れます。


       ②プラン・ド・コロネス/クロンプラッツ
       プラン・ド・コロネス/クロンプラッツは総滑走距離119kmのエリアです。
       アルタ・バディアのラ・ヴィッラ・エリアのスポナータ/ソンプントを下りたところからプラン・ド・コロネス/クロンプラッツ・エリアの西端のピッコリーノ/ピクリン迄、連絡バスが運行されていて約20分でアクセスできます。(ドロミテ・スーパー・スキー・リフト料金に含まれます)
       ピッコリーノ/ピクリンからまずゴンドラで上がって(帰りは黒コースなので、自信のない方はゴンドラで下ってください。)、反対側のサン・ヴィジリオ/ザンクト・ヴィジルまで滑り降ります。ここから再度ゴンドラを乗り継いでゆきプラン・ド・コロネス/クロンプラッツ山頂(2275m)までたどり着けます。
       この山はお椀型のような形をしていて頂上からほぼ3/4のエリアへ滑り込めます。頂上にはレストランや世界的登山家ラインホルト・メスナー博物館などもあり楽しませてくれます。最長コースは、5番・17番・16番とコースを下ってゆくと約7㎞/標高差1355mの距離を一気に滑ることができます。
       終点はゴンドラ駅で、ここから一旦下りのゴンドラに乗って目の前の谷を越えてPERCA/PERCHA鉄道駅でUターンして頂上へ上がります。
       このPERCA/PERCHA鉄道駅では鉄道とゴンドラの改札が繋がっていてドロミテ・スーパー・スキーのリフト券でトレチーメ/ドライチンネン・エリア(総滑走距離:200㎞)と繋がっています。
      トレチーメ/ドライチンネン・エリアのマップはこちら!
       アルタ・バディアからの日帰りスキーの場合は少し時間が足りませんが、このエリアを拠点にする場合は、リフトと列車を繋いだスキーをお楽しみいただけます。
       世界で唯一の家名が国名になっているリヒテンシュタイン侯国。ヨーロッパ・アルプスのオーストリアとスイスの間に挟まれた非常に小さな国は、ちょうど日本の小豆島くらいの面積で、世界で6番目の小さな国なのです。人口は約38500人、公用語はドイツ語で、通貨はスイスフランです。スイスとの国境はライン川でオーストリアとは下記でご紹介するマルブンスキー場の東側の山脈に国境があります。
      リヒテンシュタイン観光局サイト(英語)はこちら!

       この小さな国に2014年に行ってきました。その時の写真をご紹介します。首都のファドゥーツはとても小さな町で、市役所、裁判所、博物館や観光案内所などが徒歩圏内に集約されています。とてもお金持ちのこの国。アルプスの山間部の小さな町にしてはとても洗練されていて驚かされます。
       町の中心から坂道を上がっていくとファドゥーツ城があります。現在の君主ハンス・アダム2世の家族が今も暮らしているお城です。そのため内部は見学できませんが、お城周辺の少し高いところから望むアルプスを背後に佇むファドゥーツ城は観光客にも人気の写真スポットです。
       またお城周辺にはぶどう畑もあり希少なリヒテンシュタイン・ワイン(ほぼ国内消費)の産地になっています。ワインのラベルには侯爵家の紋章が入っていて、ここでしか手に入らないワインはお土産にも人気です。そのほかプラリネのチョコレートやかわいいデザインの切手もお土産に人気だそうです。
       その首都ファドゥーツから路線バスで3、40分の所にあるスキー場をご紹介します。
       国の南東に位置するマルブン・スキー場(Malbun)は、総滑走距離23㎞の小さなスキー場です。ただこちらのスキー場にはヨーロッパの王室などのロイヤルファミリーがお忍びでスキーに来る場所ともいわれています。
       基点の村はマルブン村(1602m)で最高地点は2000mです。日本からスキーだけを目的で訪れることはないと思いますが、小さくても十分ゆったりとしたスキーをお楽しみいただけ、優雅なアフタースキーも満喫していただけます。
       夏は避暑地として夏山リフトも1本営業していますので、標高2000mまで一気に上がり長閑なハイキングをお楽しみいただけます。
       スキー場マップはこちら!

       イタリア、南チロル、サルン谷/サレンティーノ谷、ラインスヴァルトスキー場をご紹介します。
     
       こちらのスキー場は、ゴンドラ1本、クワッドリフト1本、シュレップリフト2本だけなのに、ゲレンデ・レイアウトが抜群で、スロープ的には中級者向けが多くロングランもたっぷり楽しめ、十分1日満喫できました。

      ラインズヴァルトスキー場、南チロル-ファミリー向けに最適でした!

      2015年2月にスキー場のご招待で、まずゴンドラとリフトで一気に頂上へ上がり、軽いウォーミングアップスキーの後、PFNASCH小屋でアペリティーボをいただきました。

      クワッドリフト乗場付近のPFNATSCH小屋、ラインズヴァルトスキー場、南チロル

      ラインズヴァルトスキー場、南チロル-プロセッコで乾杯!

      PFNATSCH小屋、ラインズヴァルトスキー場、南チロル-シュペック、サラミなどをおつまみに

      再度スキーで一度麓まで滑って再度ゴンドラに乗車、今度はSUNNOLM小屋で絶品マグロのステーキランチ!をいただきました。南チロル料理は、チロル文化の影響も強い中、イタリアっぽさもあって、さらにこの地はワインやビールも美味しくて休憩までたっぷりお楽しみいただけます。

      ランチをいただいたSUNNOLM小屋、ラインズヴァルトスキー場、南チロル

      SUNNOLM小屋、ラインズヴァルトスキー場、南チロル-マグロのステーキ、絶品でした!

      ランチの後は、再度下山して今度は特別に雪上車に乗せてもらい標高2100m地点のGETRUMALM小屋まで上がり、そこからソリを楽しみました!そりコースも4-5㎞ありますのでお尻が痛くなるくらいまでたっぷりお楽しみいただけます。

      雪上車でそりと一緒に運んでくれます、ラインズヴァルトスキー場、南チロル

      GETRUMALM小屋、ラインズヴァルトスキー場、南チロル-そりのスタート地点、眺めも抜群です!

       いつもご紹介するような広大はエリアとは異なり、ローカルな小さなエリアですが、アルペンスキー、歩くスキー、そり、ウィンターハイキングとなんでも楽しめるファミリースキー場ですが、FISワールドカップで活躍した選手も、これまで何人か輩出しています。なかなか侮れませんね。
       南チロルの中心地ボルツァノに滞在してワインやグルメを楽しむのと並行して、ローカルスキー場もという方にはお勧めです。なかなかこの規模だと日本からスキーメインでの旅行はできないですからね。
       こんにちは、2021年になって既に1か月が過ぎようとしています。皆さんいかがお過ごしでしょうか?まだまだ海外旅行に関して明るい兆しが見えず、滅入ってきますね。
       そんな中、昨日入ったニュースによると、  日本国内の感染拡大を受けて、欧州連合(EU)が1月28日付でEU域外からの渡航を受け入れるリストから日本を除外したということです。EU非加盟のノルウェー、スイス、アイスランドなども渡航禁止の対象に含まれているようです。ただし医療関係者や長期滞在者の移動は認められるということです。
       この条件は2週間ごとに見直し検討されるようですので、日本国内の感染が落ち着けばまた解除されることでしょう。
      ということです。
       現状、皆さま色々なご意見があるかと思いますが、そんなご意見を取り上げてみたり、自分の思いを書いてみたりしても現状が一気に変わることはありません。それならアフターコロナのヨーロッパ旅行を模索している方がよっぽど精神的にもいいのかなと勝手に思っています。
       先週のブログでも書きましたが、当分以前の様に活発に格安団体ツアーが動くとは思えません。
      先週のブログ【これからのヨーロッパ旅行】それでも少なからず渡欧される方、しなければいけない方は存在すると思います。
      そんな方々のお役に立てれば光栄です。
       walkworldでは、これまでに築いてきたヨーロッパ各地とのネットワークを駆使して、最新情報をお伝えできるようにしてゆきたいと思っております。 引き続きよろしくお願いします。
       2020年末くらいからイギリスなどでもワクチン接種が始まりましたが、その影響かこの夏のヨーロッパ内での旅行予約が増えてきているようです。ヨーロッパの人々は日本人以上に行動派が多いので、この傾向には頷けます。ただそれもこれもコロナの状況次第でまだまだどうなってゆくか楽観視できませんね。

         ここで、walkworldが感じる日本発欧州旅行の今後の傾向を考えてみたいと思います。下記はあくまでも推測ですので、皆さま色々な見解があるかと思いますが、


      • 環境問題の配慮から欧州内は列車を利用した旅行が増えるのではないか
      • 輸送燃料の高騰から、日本からの旅行代金は高騰してゆくのではないか
      • 日本からの団体旅行が減少して個人旅行が増えてゆくのではないか
      • などと考えられるのではないでしょうか?
       
        ※ヨーロッパにはたくさん魅力的な列車が走っています。生活路線の鉄道、市内を走るトラム、地下鉄、山岳鉄道などなど
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         今ならまだまだ格安の航空券が予約可能です。この夏以降欧州旅行検討されていらっしゃる方は、キャンセルリスクがない期日まで、予約だけでもしておいて損はないかと思います。


         walk-worldなら、航空券と現地の手配を組み合わせて、ご出発40日前まで取消料不要な手配も承っています。