ピレネーと聞くと日本からはかなり遠い地だと想像する人も多いでしょう。

 確かに日本からだと直行便はなく、ヨーロッパのどこかで乗換えてトゥールーズまで足を運ぶこととなり、さらにそこから車で2時間走って、漸くフランス側の拠点であるルルド周辺に到着できます。もちろんこのほかにもアンドラやスペイン側のアラン谷オルデサ渓谷も旅の拠点となります。

 ここでピレネー山脈に関して触れておきます。ピレネー山脈は、フランス南西部を東西に約430kmと長く聳えています。ピレネー山脈を挟んで北側がフランス、南側がスペイン、中腹にはアンドラ公国、西が大西洋、東は地中海です。最高峰はアネト山(3404m)で、他にもたくさんの3000m峰が連なっています。またサンチアゴ・デ・コンポステッラ巡礼路の通過点としても栄えていて、古くからとても文化が栄えているところです。西側の大西洋、ビスケー湾沿いのバスク地方は世界一の美食の場所としてもよく知られています。ピレネーの夏はハイキングや自転車、冬はスキーなどが楽しめ、取り巻く環境は、ネタが尽きることがありません。

 私自身もこの10年以上の間、特にフランス側のピレネーの人たちと仲良くしていただき、特別な時間を過ごすことができました。

 それではとりあえず、写真で紹介させてもらいます。まずは自然をご覧ください!
ガヴァルニーの滝

落差ヨーロッパNo.1、423mのガヴァルニーの滝(フランス側)

古くからスペインとの交易の場として栄えたスペイン橋(フランス側)

スペイン橋を上がったところにある美しい湖ゴーブ湖(フランス側)

ゴーブ湖の奥に聳える秀峰ヴィニュマーレ峰(フランス側)

オッソウ谷の奥に聳えるピック・ド・ミディ・ドッソウは魚が上を向いたような形で特徴的です(フランス側)

オルデサ渓谷

トルラが拠点のピレネーのグランドキャニオンといえばオルデサ渓谷、凄いスケールです(スペイン側)

アイギュアイエ湿原

ベナスケが拠点のピレネー最高峰アネト山(3404m)とアイギュアイエ湿原(スペイン側)


 どこも初級者から上級者までを楽しませてくれるハイキングコースがあります。アルプスの山々とはまた少し違った印象のピレネーは何度行っても魅力がぎっしり詰まった場所です。


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